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田川から世界へ〜アート革命を起こしたい〜


田川市美術館は、1991年に筑豊初の本格的な美術館として開館。歳月を経て緑青と化した銅板大屋根の重厚な外観を持ち「筑豊からの発信」をテーマに、郷土ゆかりの作家たちを中心に様々な企画展や地域の文化向上拠点とするため若きアーティストたちを支える取り組みも活発に行われています。英展・田川美術展・子どもの絵画展の開催や子どもや親子で参加できるワークショップ、作品発表や品評を自由にディスカッションする場を設けるなど、芸術への情熱と意欲を盛りたて、「筑豊」から多くの芸術家たちが羽ばたく環境を据えてエールを送り続けている小さな美術館です。
今回は、そんな田川市美術館で学芸員をされている船津ほなみさんにお話を伺いました。

この展覧会のことを教えてください

田川市美術館では、開館の翌年から新鋭発掘・育成、俊英作家の顕彰、地元美術界の高揚を目指す展覧会として、推薦制の公募展「田川市美術館大賞選定 英展」を開催してきました。
2018年度からはさらなる発展のため、隔年開催の全国公募展 タガワアートビエンナーレ「英展」として再スタートし、今年はその第2回目となります。本展の特色は、規定サイズ内の作品であれば油彩や彫刻、写真などのジャンルを問わないこと。従来の芸術の枠組みにとらわれない〈とんがった〉作品を募集し、新しい芸術の発掘を目指しています。

審査員の方々の講評はいかがでしたか?

審査員の上條さんと田島さんは第1回展の審査もしていただいて、今回は全体的に少し元気がなかったように感じるとおっしゃっていました。もしかしたらコロナウイルスの影響もあるのかもしれません。谷川さんは公募展の審査自体をあまりされていないようで、予想外の作品が多かったことに驚いたそうです。入賞・入選作品は社会性を反映した作品やインパクトのある作品が評価されていました。


審査員
上條陽子〈美術家〉
田島征三〈美術家〉
谷川晃一〈画家・美術評論家〉


全体の作品を通して感じたことは?

当館は田川市にある決して大きくはない美術館ですが、この地から全国に向けて新しい芸術を発信していきたいと思っています。アートに関心のある人はもちろんですが、これまで興味がなかったような方にも芸術に親しんでもらうきっかけになれば嬉しく思います。まだ第2回目で試行錯誤している面もありますが、作家の皆さまと一緒により良い公募展にしていきたいです。

この「英展」において一番伝えたいことは?

当館は田川市にある決して大きくはない美術館ですが、この地から全国に向けて新しい芸術を発信していきたいと思っています。アートに関心のある人はもちろんですが、これまで興味がなかったような方にも芸術に親しんでもらうきっかけになれば嬉しく思います。まだ第2回目で試行錯誤している面もありますが、作家の皆さまと一緒により良い公募展にしていきたいです。

「英展」が、ますます楽しみになりました。
ありがとうございました。
text_Masako Yamamoto

 


第2回 タガワアートビエンナーレ「英展」
2020年12月12日(土)~2021年1月31日(日)
9:30~17:30 ※入館は閉館の30分前まで
授賞式
2020年12月12日(土)15:00〜
※授賞式の後に受賞作家によるギャラリートークを予定しております。
来館者賞
2020年12月12日(土)〜2021年1月23日(土)の期間中、お好きな作品1点に投票いただけます(入賞作品以外)。最も多くの票を集めた作品に「来館者賞」が贈られます。
※発表は1月24日(日)会場および美術館HPにて
第2回 タガワアートビエンナーレ「英展」

田川市美術館

〒825-0016 福岡県田川市新町11-56
0947-42-6161
田川市美術館

掲載内容は記事作成時の情報となります。
 

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