田川郡川崎町のラピュタファーム敷地内にある、「BOUILLON IKURI(ブイヨン イクリ)」。
去年の6月にOpenしたばかりのフレンチレストランです。
「BOUILLON(ブイヨン)」はフランス語で、スープのもとを指しますが「大衆食堂」という意味もあるそうです。
「IKURI(イクリ)」とは私は初めて聞く言葉なのですが、この辺りの地域で実の赤いすもものことをそう呼ぶんだそう。
そのイクリの木がお店の横に植えてあって、春には桜のようなきれいな花が見ごろになるそうですよ♪
お店の前に立て看板があり、ランチの内容が書かれています。
ランチメニューはこちらのコース料理のみで、季節のサラダやスープが日によって変わるそう。
入口を入ると、光がたっぷり差し込む広々としたフロアが。
もともと、ラピュタファームのビュッフェの受け付け兼カフェとして使用していた建物をそのまま使っているそうです。
右にすすむとレジがあり、パンの販売コーナーもあります。
福岡でパン屋さんをされていた店主さんご夫婦が、川崎町の「パン博」に出店したのをきっかけに田川に移住。
それから5年くらいラピュタファーム内でパン作りと販売をされていたそうですが、空き店舗になっていたこの建物を活用できないかと、このレストランをOpenすることとなったそうです。
一番奥にお食事フロアがあります。
テ―ブル席が6席ゆったりと置かれてあり、ナチュラルで上品な感じのインテリアが素敵です。
本日のランチメニューです。
メインが「鶏もも肉のコンフィ」か「サーモンとオイルサーディン」から選べるので「サーモンとオイルサーディン」にしました。
食後に紅茶(+300円)をつけて注文しました。
お料理を待っている間も、窓から見える景色に癒されます。
この大きな窓の外に、イクリの木が並んでいて、春には素晴らしい景色になるようです。
本日のランチ(1580円)
サラダ、スープ…と運ばれてきてコースが一通りそろいました。
★通常は一品ずつ順番に出てきます。
どれもお野菜たっぷりですごいボリュームです!
彩り豊かで素敵です♪
季節のサラダは、地元の新鮮な野菜が使われており、菜の花や甘夏の果肉も入っています。
甘夏の果汁を使ったドレッシングがさっぱりしていて、野菜を美味しくたくさんいただけますよ。
こちらは地元野菜と豚肉のポテ。
「ポテ」はポトフのようなフランスの料理で、牛肉を使うことが多いポトフに対し豚肉を使っているのが特徴だそう。
まずスープだけ飲むと、けっこうしっかり味。
お野菜とお肉の旨味がギュッと凝縮したような美味しさです。
分厚い豚肉がゴロっと入っています。
お箸で簡単にさけるくらいほろほろに煮込まれていて柔らかさにびっくり!
根菜類もキャベツもスープがしみしみでほくほく。特にカブがこのスープによく合っていて美味しかったです。
メインはほうれん草とシーフードのグラタン、そしてサーモンとオイルサーディンです。
オイルサーディンはサーモンと一緒にいただきました。
絶妙な塩加減で美味しい♥
ほうれん草とシーフードのグラタンも具沢山でとても美味しかったです。
ホワイトソースをパンにもつけていただきました。
パンは、ライ麦のカンパーニュ、バゲット、チャバタの盛り合わせです。
パンは国産小麦だけを使い、ラピュタファームの葡萄から培養した酵母でゆっくりと時間をかけて発酵させているそう。
油脂はよつ葉バターかオリーブオイルのみ使用した、こだわりのパンです。
ややハードな食感で小麦の自然な美味しさが感じられ、お料理ともよく合います。
パンはおかわりもできますよ♪
紅茶(+300円)
お野菜中心ですが、一品一品のボリュームがとにかくすごくてお腹いっぱいになりました。
最後は紅茶をいただいて優雅な時間を過ごします。
店主の篠﨑さんご夫妻
とても丁寧にお料理の説明をしてくださった篠﨑さんご夫妻。
地産地消と地域農業への貢献をモットーにされているそうです。
材料へのこだわりと、お料理に対する真面目さがすごく伝わってきました。
自然に囲まれた場所で、素材にこだわったお料理を食べてみませんか?