
今回やってきたのは、田川郡赤村にある古民家カフェ・そば処 みどり。
豊かな緑と田畑が広がる、心洗われるようなのどかな場所にたたずむお店は、その名の通り日本の伝統的な温かみを感じる古民家そのものです。
豊かな緑と田畑が広がる、心洗われるようなのどかな場所にたたずむお店は、その名の通り日本の伝統的な温かみを感じる古民家そのものです。

店名にもある通り、元々はカフェとして営業されていましたが、試行錯誤の結果、現在は打ちたて・茹でたての絶品蕎麦をいただける隠れた名店として人気を博しています。

見てください、この力強く交差する太い梁を!
おそらく、この古民家が長い年月をかけて風雪に耐えてきた証しで、日本の伝統的な木造建築ならではの力強さと美しさが感じられます。
おそらく、この古民家が長い年月をかけて風雪に耐えてきた証しで、日本の伝統的な木造建築ならではの力強さと美しさが感じられます。

昔ながらの古民家の「土間」を活かしたスペースには、大きな木目の美しいテーブルとモダンな黒い椅子、そしてアクセントとなる赤い座面の椅子が配置されています。
ちなみにこの古民家は元々、養蚕農家の住居兼作業場として使われていたそうです。
ちなみにこの古民家は元々、養蚕農家の住居兼作業場として使われていたそうです。

大きな窓から、赤村の豊かな緑と自然光が借景として取り込まれる「縁側」のような場所がこのお店の特等席です。
まるで実家やおばあちゃんの家に来たような、ホッとできる安心感を感じながら、ゆっくりと食事やお茶を楽しめます。
まるで実家やおばあちゃんの家に来たような、ホッとできる安心感を感じながら、ゆっくりと食事やお茶を楽しめます。

メニューはざる蕎麦・大盛ざる蕎麦と、それぞれに小鉢3種・ご飯・甘味・香の物がセットになった定食の全4種。
今回はその中から、コスパの良さで来店客の大多数が注文する「蕎麦定食」をいただくことにしました。
今回はその中から、コスパの良さで来店客の大多数が注文する「蕎麦定食」をいただくことにしました。

注文を受けてから蕎麦を切り茹で始めるため、空いた時間にお店の周りを散策するのもおすすめ。
取材時は時期尚早でしたが、新そばの時期には眼下に広がるそば畑で店主が丹精込めて育て、収穫した正真正銘100%自前の新そばが提供されるそうです。
取材時は時期尚早でしたが、新そばの時期には眼下に広がるそば畑で店主が丹精込めて育て、収穫した正真正銘100%自前の新そばが提供されるそうです。

蕎麦定食 1,200円
テーブルに戻ると、まず定食セットの膳が到着。
派手さはありませんが、一つ一つ丁寧に作られていることが伝わる、愛情のこもった「おもてなし」の膳です。
派手さはありませんが、一つ一つ丁寧に作られていることが伝わる、愛情のこもった「おもてなし」の膳です。

そして、ほどなく主役の蕎麦も運ばれてきました。
竹のすだれに涼しげに盛られた蕎麦と、鮮やかな朱色の湯桶に入って提供される蕎麦湯は、それだけで一枚の絵のよう。
適度な細さで打たれた麺は水切りが完璧で、蕎麦本来の淡い色と香りが期待できます。
竹のすだれに涼しげに盛られた蕎麦と、鮮やかな朱色の湯桶に入って提供される蕎麦湯は、それだけで一枚の絵のよう。
適度な細さで打たれた麺は水切りが完璧で、蕎麦本来の淡い色と香りが期待できます。

早速、添えられた薬味を解いたつゆで自慢の蕎麦からいただきます。
噛むほどに広がる蕎麦の優しい香りと風味が、古民家の静寂の中でいただくことで何倍にも膨れ上がります。
いつまでも後を引いて心に残り、またすぐ食べたくなってしまう美味しさです。
噛むほどに広がる蕎麦の優しい香りと風味が、古民家の静寂の中でいただくことで何倍にも膨れ上がります。
いつまでも後を引いて心に残り、またすぐ食べたくなってしまう美味しさです。

店主が自らいぶしたベーコンもこれまた絶品で、うまみと塩味のバランスが最高。
自分が納得する、何よりお客さんが「美味しい!」と喜ぶ顔を見ることに手間と時間を惜しまない、店主の心意気が伝わる一品です。
自分が納得する、何よりお客さんが「美味しい!」と喜ぶ顔を見ることに手間と時間を惜しまない、店主の心意気が伝わる一品です。

丁寧に焼かれた卵焼きも、厚みがありふっくらとしていていかにもおいしそう。
口の中で出汁がじゅわっと広がる滑らかな食感と、どこかほっとする味わいが印象的で、ファンも多いそうです。
口の中で出汁がじゅわっと広がる滑らかな食感と、どこかほっとする味わいが印象的で、ファンも多いそうです。

一見汁物に見えるこちらは、普段はなかなかいただく機会のない蕎麦がゆ。
心と体にしみわたるような優しい味わいが特徴で、蕎麦の実特有のプチプチとした食感と香ばしさが楽しめます。
毎回必ず提供されるわけではないので、もし出会えたらラッキーです♪
心と体にしみわたるような優しい味わいが特徴で、蕎麦の実特有のプチプチとした食感と香ばしさが楽しめます。
毎回必ず提供されるわけではないので、もし出会えたらラッキーです♪

ざる蕎麦があるので、ご飯は軽めに盛られています。
それでも小食な方にはちょっと多いかな?と思いましたが、羽釜で炊かれたつややかな新米と香の物との相性が抜群で、ぺろりと平らげてしまいました。
それでも小食な方にはちょっと多いかな?と思いましたが、羽釜で炊かれたつややかな新米と香の物との相性が抜群で、ぺろりと平らげてしまいました。

心のこもった料理の数々に感動しながら完食。
単に空腹を満たすだけでなく、その空間・時間・料理の全てが心と体を優しく満たしてくれる、特別な体験をしました。
単に空腹を満たすだけでなく、その空間・時間・料理の全てが心と体を優しく満たしてくれる、特別な体験をしました。

そばかりんとう 500円
ちなみに、切れ端や余った蕎麦は、カリっと心地よい食感と素朴で自然な甘みを楽しめる自家製そばかりんとうとして、店内販売されています。

「自分が納得する美味しいものだけを提供する。ここが、赤村を訪れる人の集い憩いの場になって欲しい。」と語る、店主の菊竹義男さん。
皆さんも、かつての集落名だった「みどり」を由来とするこちらで絶品蕎麦と料理に舌鼓を打ちつつ、豊かな赤村の自然と住民のやさしさに触れ、心と体をリフレッシュしてはいかがでしょうか。
皆さんも、かつての集落名だった「みどり」を由来とするこちらで絶品蕎麦と料理に舌鼓を打ちつつ、豊かな赤村の自然と住民のやさしさに触れ、心と体をリフレッシュしてはいかがでしょうか。
Shop Information
古民家カフェ・そば処 みどり
〒824-0431 福岡県田川郡赤村赤7344-1
TEL.090-9572-6941
営業時間/土・日曜日 11:00〜15:00
定休日/月〜金曜日・祝日
駐車場/あり
掲載内容は記事作成時の情報となります。
古民家カフェ・そば処 みどり
〒824-0431 福岡県田川郡赤村赤7344-1
TEL.090-9572-6941
営業時間/土・日曜日 11:00〜15:00
定休日/月〜金曜日・祝日
駐車場/あり
掲載内容は記事作成時の情報となります。
