【田川】12月7日（日）から田川市美術館で「コールマイン未来構想Ⅱ うつし、うつり、たちあがるもの」が開催！されます。

12月7日（日）から、田川市美術館で「コールマイン未来構想Ⅱ うつし、うつり、たちあがるもの」が開催されます。本展では、異なる時代に生きる表現者たちが一堂に会し、筑豊という土地に向き合いながら生まれた多様な作品を紹介します。
筑豊は長いあいだ、訪れた表現者たちに「何を写し、何を描き、何を伝えるべきか」を問い続けてきた地域です。その問いは、表現手法や題材にとどまらず、「絵とは何か」「表現者とは何か」という根源的なテーマへと広がっていきました。
1950年代、富山妙子は鉱山の現実を取材し、複雑で容易に表しきれない現場と向き合いました。1960年代には永末十四雄や上野英信、菊畑茂久馬が山本作兵衛と出会い、その仕事を後世に伝えるべく奔走します。なかでも上野と菊畑は、模写という方法が記録を残す有効な手段であることに気づき、貴重な表現を未来へつなごうと取り組みました。
半世紀を経た現在、初公開となる素描や手紙からは、当時の表現者同士のつながりが鮮明に浮かび上がります。また、筑豊の歴史や記録に触発され、現代の作家たちが対話を重ねる中で生み出した作品も展示されます。
音楽、映像、写真、模写、素描など多様な表現が織りなす物語を通して、姿を変えながら受け継がれてきた筑豊の歩みを感じられる内容となっています。芸術を通して地域の歴史に触れるこの機会に、足を運んでみてはいかがでしょうか。

田川市内にある廃校を利活用している施設「いいかねPalette」をサテライト会場として、アーティストユニット「DIGDUG」（母里聖徳＋長野聡史）、株式会社BOOKとNPO法人アーツトンネルのメンバーを中心に、地域とつながるイベントを開催します。
★サテライトイベントの詳細は後日公開予定のイベントページをご確認ください。

サテライト展示
地域の自然や歴史をテーマにしたリサーチプロジェクトの記録や、アーティストによる関連作品を展示します。
期日／11月中旬～｜オープンスタジオ
12月7日（日）〜｜本展示（入場料 200円）
会場／いいかねPalette理科室
〒826-0045 福岡県田川市猪国2559（旧猪位金小学校）

リサーチプロジェクト
参加者と一緒に、地域の自然や遺跡などをめぐり、歴史を調べるフィールドワークを行います。
期日／12月8日（月）・12月27日（土）・1月23日（金）・1月26日（月）
時間／各回 9:00～15:00
★時間は多少前後する可能性がございますのでご了承ください。
参加費／1,500円 ★事前予約制

★関連イベントについては、 Website／こちらをご確認ください。