【飯塚】子どもも大人も夢中になれる！だがしのお店、だがシステム

飯塚東町商店街の一角にある、だがしのお店「だがシステム」。昨年6月にオープンし、つい最近もTVの地域情報で紹介されるほどちょっとした話題になっています。
以前は空き店舗だったそうですが、このお店ができて子どもたちの姿をよく見かけるようになったと近所の方がおっしゃっていました。
　

店主の犬丸さんは14年前に大腸がんを患い、その同じ時期にご友人の3歳の子どもさんが白血病で亡くなったそうです。
そのことがきっかけで、病気と闘う子どもたちのためにできることは何だろう。子どもたちが自分らしく生きるってどんなことだろう…。仕事の合間に抗がん剤治療を受けながらも模索されていましたが、縁あって昨年このお店を開業したそうです。
　

皆さんはレモネードスタンド活動ってご存知ですか？
アメリカの白血病の少女が始めた小児がん支援のための募金活動で、重い病気や障がいをもつお子さんとご家族支援にため、全額をNPO法人福岡子どもホスピスプロジェクトに寄付するそうです。
店内にも募金箱があり、150円以上の寄付をするとレモネードが1本もらえます。
　

店内を見渡すと、だがしやくじ引き、ミニおもちゃ、シャボン玉などがたくさん！！
子どものお小遣いで買える100円前後のものがほとんどだそうです。
奥の方が店主の犬丸さんのオフィス。現在もシステムエンジニアのお仕事を兼業。
だから店名が「だがシステム」なんだそう。なるほど…。
　

だがしが棚にいっぱい！
昔からあるのもありますが、見たことのないだがしに思わず釘付け！
ひとつひとつのパッケージがユニークですよね。子どもたちが夢中になるのもわかります。
　

かつてのだがし屋さんといえば子どもたちだけで買い物に来るイメージでしたが、このお店は保護者の方と一緒に来店するパターンが多いそうです。
商店街という場所柄でしょうか？お買い物途中に子どもと寄り道するのも楽しいですよね。
　

ココアシガレット（35円）。懐かしい～。
昔は手前の紺色の1種類だけでしたが、最近では種類もたくさんあるようですよ。
男子がこれを口に加えてタバコを吸う大人を真似ていたのを思い出します。
　

あたり前田のクラッカー（40円）。100周年にもなるロングヒット商品です！
安定の美味しさは不滅ですね。だがしの良さって、こんな風に個包装だからご年配の方にもちょうどいいですよね。そうそう。取材中も、数人のご婦人が来られていました。お孫さん用っていうよりどうもご自分用みたいでした（笑）
　

くじ引きコーナーは子どもたちに人気だそうです！
スーパーボールくじ、けしゴムくじ、すずくじなど色んな種類のくじがありましたよ。
　

お店の壁には子どもたちがラッションペンで描いたイラストが貼られていました。
可愛いですよね♪お話によると、小学6年生の男の子がある日イラストを描いて貼ったところ、そのイラストを見て次々に下級生の子どもたちが連鎖的に貼るようになったそうです。
　

取材中、幼稚園帰りのふたりが元気よくやってきました。
お買い物が済むと、置かれているミニ机でお絵描きが始まりました。
お絵描きが終わると「これ、お願いします！」と小さい手を差し出す姿が微笑ましい。
こんな風にして子ども同士の絆が紡がれていくのですね。
　

お店の開店日時はインスタグラムなどでお知らせされていますが、子どもたちのために入口の壁面に1週間ごとの手書きの「じかんわり」が貼られています。
基本、子どもたちの学校がお休みの土・日曜日は営業されているようです。
　

「嬉しかったこと、楽しかったこと、悲しかったこと、悔しかったこと…。なんでもいいから子どもたちが気軽に話をできる、そんな居場所にしたかったんです。大きくなって、子どもの頃何でも話を聞いてくれたおっちゃんがいたなぁ、って思い出してくれるだけで満足です。」と店主の犬丸 勤さん。
だがしを握りしめて帰る子どもたちの姿を見送る犬丸さんの優しいまなざしが忘れられません。
　

Shop Information
だがしのお店
だがシステム
〒820-0041 福岡県飯塚市飯塚12-20
ファインウエストビル 1F 店舗E
090-2396-4128
営業時間などはInstagramにてご確認ください。
@dagasystem

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