
今回お邪魔したのは田川市大字奈良、筑豊では珍しい自家焙煎コーヒーがいただける本格派カフェのグラントリノです。

扉を開ける前から漂ってくる、コーヒー豆のかぐわしい香りにひかれ店内に入るとそこには焙煎機の姿が。

生豆に火を入れることで化学反応が進み、コーヒーならではの香ばしい香りや複雑な味わいが生まれるわけですが、どの豆をどの程度焙煎するかはマスターの経験・意識・感覚と好み次第です。

1960〜70年代を感じさせるおしゃれな雑貨や写真がレイアウトされた店内には、ゆったりとコーヒーを楽しめるテーブル席が用意されています。

グラントリノ初来店の方には断然カウンター席がおすすめ。
マスターのコーヒー談義を伺いながら、自分のための一杯が仕上がっていく様子を目の前で体感できます。
マスターのコーヒー談義を伺いながら、自分のための一杯が仕上がっていく様子を目の前で体感できます。

グラントリノでは、常時10種類ほどのコーヒー豆を用意。
豆の種類はもちろんのこと、選別の仕方や微妙な焙煎時間の違い、ブレンドする品種や分量の割合、そして抽出方法などによって出来上がるコーヒーの味わい・香り・表情は変化します。
豆の種類はもちろんのこと、選別の仕方や微妙な焙煎時間の違い、ブレンドする品種や分量の割合、そして抽出方法などによって出来上がるコーヒーの味わい・香り・表情は変化します。

正直、メニューを見てもどれを注文するのが正解なのかわかりませんでしたが、マスターのすすめでこの店のスタンダードと言える、「トラッドブレンド」を注文しました。
ちなみにトラッドブレンドとは、流行にとらわれない伝統的(=トラッド)なブレンドコーヒー、という意味を込めマスターが命名したそうです。
ちなみにトラッドブレンドとは、流行にとらわれない伝統的(=トラッド)なブレンドコーヒー、という意味を込めマスターが命名したそうです。

こちらでは、注文を受けてからコーヒー豆をミルにかけ挽いていきます。
うまく表現できませんが、店先で感じた香ばしさとはまた異なる香りがカウンターまで漂ってきました。
うまく表現できませんが、店先で感じた香ばしさとはまた異なる香りがカウンターまで漂ってきました。

抽出方法は紙フィルターと比べて目が細かい木綿の布フィルターを使うネルドリップ方式。
コーヒー豆の油分をそのまま通すため、コク深くまろやかな味わいに仕上がる反面、抽出が難しく技術差が出やすいのだとか。
泡の膨らみ具合・色・香りなどを感じながら、マスターが丁寧に適温に調整したお湯を注いでいきます。
コーヒー豆の油分をそのまま通すため、コク深くまろやかな味わいに仕上がる反面、抽出が難しく技術差が出やすいのだとか。
泡の膨らみ具合・色・香りなどを感じながら、マスターが丁寧に適温に調整したお湯を注いでいきます。

所作の美しさや手つきの良さに、つい見入ってしまいました。
マスターがコーヒーを「淹れる」ではなく、茶道の精神や作法に倣って「点てる」と呼ぶのも納得です。
マスターがコーヒーを「淹れる」ではなく、茶道の精神や作法に倣って「点てる」と呼ぶのも納得です。

コーヒー(トラッドブレンド)500円
しばらくして、至極の一杯が完成。
シンプルな白いカップに注がれた淡い琥珀色のコーヒーが、ディスプレイされた小物とマッチして、おしゃれで優雅なひとときを演出してくれます。
シンプルな白いカップに注がれた淡い琥珀色のコーヒーが、ディスプレイされた小物とマッチして、おしゃれで優雅なひとときを演出してくれます。

なお、いただいたトラッドブレンドはもちろん、強めの苦みを楽しめるラギッドブレンドや、モカ・キリマン・グァテマラ・マンデリンなど、マスターが厳選し焙煎したコーヒー豆を100gから量り売りで購入できます。

ドリップパック(3ヶ入り)700円
また、手軽に楽しめるドリップパックも販売されているので、コーヒー初心者の方にはこちらもおすすめ。
なんでも、地元のふるさと納税の返礼品として採用される予定で、マスターはその準備に追われているそうです。
なんでも、地元のふるさと納税の返礼品として採用される予定で、マスターはその準備に追われているそうです。

カフェオレ(アイス)600円
もう一品、夏にピッタリのカフェオレもいただきました。
きれいな二層構造になっていて、コーヒーとミルクの混ざり具合によって刻々と変化する味わいを楽しむことができます。
きれいな二層構造になっていて、コーヒーとミルクの混ざり具合によって刻々と変化する味わいを楽しむことができます。

コールドコーヒー 1,200円
ちなみに、カフェオレはこちらの「コールドコーヒー」がベース。
マスターと交流のある学生がデザインしたボトルはとてもおしゃれで、置いておくだけでも部屋のインテリアになりそうですよね。
マスターと交流のある学生がデザインしたボトルはとてもおしゃれで、置いておくだけでも部屋のインテリアになりそうですよね。

「今の流行とは違うかもしれないけれど、伝統的なコーヒー本来のおいしさを伝えていきたい。」と語る、マスターの楠木禎二さん。
コーヒーに対する愛情と造詣が深いのはもちろん、洋画や旧車にも詳しいマスターの軽快なトークを楽しみにしている常連客も多いのだとか。
皆さんも、グラントリノで絶品・自家焙煎コーヒーを味わいつつ、素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
コーヒーに対する愛情と造詣が深いのはもちろん、洋画や旧車にも詳しいマスターの軽快なトークを楽しみにしている常連客も多いのだとか。
皆さんも、グラントリノで絶品・自家焙煎コーヒーを味わいつつ、素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
Shop Information
GRAN TORINO
〒826-0043 福岡県田川市奈良240-9
TEL.0947-45-0515
営業時間/13:00〜19:00
定休日/火・水曜日
駐車場/あり
Instagram/@grantorino2013
掲載内容は記事作成時の情報となります。
GRAN TORINO
〒826-0043 福岡県田川市奈良240-9
TEL.0947-45-0515
営業時間/13:00〜19:00
定休日/火・水曜日
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