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【飯塚】スープの決め手は五右衛門釜!?原ラーメン店の醤油とんこつラーメン“あまみ”




なんとなくふらっと入店して食べてみると「んっ?ウマいやん!!」。
その後、定期的にお店の味を求めるようになってしまうこと、ありませんか?

今回は、そんな通いたくなるような飯塚のラーメン店をご紹介します。

 




お店の名前は「原ラーメン店」。
飯塚市秋松、以前WINGで紹介したランチもできる雑貨屋さん、猫とオリーブの隣にある少し背の低い建物が店舗にあたります。
奥には広々とした駐車場もあり、お昼や夕食時にも駐車スペースの心配は要らないでしょう。

 




暖簾をくぐって早速入店。
入って左手に券売機があり、購入した食券を持って席へ向かいます。

席に着くとまずお好みの麺の硬さを聞かれるので、今回はおすすめされた「普通」の硬さでオーダー。
原ラーメン店、原点の味である醤油とんこつスープの“あまみ”をいただきます。

 




さて、ラーメン屋に来て注文を済ませた後にすることと言えば…そう、自由に食べられる高菜ですよね。
原ラーメン店の自家製辛子高菜は、写真の小さな冷蔵庫の中に入っています。(お冷コーナーの隣です。)
タッパーと一緒に取り皿と小さなトングを席に持って行って食べるスタイルです。

 




これがかなりガツンとくる辛さ、しっかりと染み込んだ味付けで、やみつきになる美味しさです。
この高菜を食べて、その美味しさから既に注文したメニューを変える方も。
また、高菜目当てに来店するお客様もいるそうで、これはぜひ一度味わっておきたいです。

 




席には他にも気になるものが。
紅ショウガではなくて、あの甘くてピリッと辛いガリが置いてあるのです。
ラーメンと一緒でなくても食べられるように、という理由を聞くと納得。
食前にも食後にも重宝しそうです。

また、その隣。銀色の容器に入っているのは、焦がしニンニク油。
こちらは実際に味変としてラーメンに入れて食べてみたのですが、一気に味の輪郭がパキッとするような、個人的にお気に入りのアイテムでした。
様々な楽しみ方は、ぜひご自身のお好みで試してみてくださいね。

 




原ラーメン店の豚骨ラーメンは“あまみ”と“しおみ”の2種類があります。
2種類のベースとなるのが、豚のゲンコツや背骨を炊き上げてつくる豚骨スープなのですが、その製法が衝撃的でしたので紹介させてください。

 




店主の原さんに案内され、見せていただいたのは人ひとりまるまる入れる程の五右衛門風呂…ではなく五右衛門釜。
なんと、ラーメンのベースとなる豚骨スープを、寸胴ではなくこの五右衛門釜で炊いているのだそうです。

 




蓋を外すとそこには本当にグツグツと煮えている白いスープがありました。
この釜で丸一日かけて炊きあげ、さらに一晩寝かせたものを使用しているそうで、甘みやまろやかさが増しているのだとか。
ある日を境に寸胴から五右衛門釜に切り替えたそうですが、そのチャレンジ精神やラーメンに対する探究心に脱帽です。

 

ラーメン あまみ 650円




こちらがその豚骨スープと、かえしに南九州の醤油を使用した醤油とんこつラーメン“あまみ”です。
先ほど少し触れた原点の味というのは、新時代的な斬新さではなく、どこか懐かしさの感じられる古系のようなラーメンを追求してできた味なんだそう。

 




やわらかい口あたりで、スーッと体に染みわたるまろやかな味わい。
豚骨がしつこくなく、最後の一滴まで飲み干したくなるような一杯です。

 




つるつるとした食感は懐かしさもありますが、心地よい細さの平打ち麺は製麺屋 慶史に特注して仕入れるここだけの自家製麺。
スープがしっかり絡むので、躊躇せずお蕎麦のように一気にすすって食べると最高です。

 




食べた瞬間「そうそうこれこれ!」となる大満足のチャーシュー。
パンチのきいた食べ応えは全体的にまろやかなラーメンの中でこそ輝きます。
最初に紹介した辛子高菜やこちらのチャーシューは奥様担当だそうで、お二人があってこその原ラーメン店なのですね。

 

店主:原 朗博さん




ラーメンが好きな気持ちでお店を始めて、今年で10年目になるのだそう。
そんな店主の背中には「筑豊ラーメンフェスティバル」の文字が。
実は原さん、筑豊ラーメンフェスティバルの実行委員長でもあるんです。
「いつの間にかやらされている。(笑)」と冗談交じりに話しますが、心からラーメンが好きで、筑豊のラーメンをもっと盛り上げたいという気持ちが、自然と周りを巻き込んでいくお人柄なのだろうなと。
今後も筑豊のラーメンをけん引していくような、そんな予感すら感じさせられる取材でした。

 




お店の入口付近には「おいしかったよ~」ボタンが。
ボタンを押すと、本当においしかったよ~という音が出ます。
こうしたユーモアあふれた部分も愛され続ける秘訣なのかもしれませんね。

 



Shop Information
原ラーメン店
所在地 〒820-0083 福岡県飯塚市秋松402-1
電話番号 090-7479-4077
営業時間 11:00~18:30
日・祝日 11:00~16:00
定休日 木曜日
駐車場 あり
インスタ @hararamenten_official

掲載内容は記事作成時の情報となります。
 

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