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【直方】だれでもウェルカム!みんなの居場所 みらいく“いろり”のおかんのごはん



今回は、古民家を再生してみんなの居場所づくりをしているみらいく“いろり”に行ってきました。
この古民家は徳永住宅といって築130年の建物で、直方市の観光スポットにもなっている歴史的建造物です。
場所は、直方市新町の新町北公園から歩いて1分ほどのところにあります。
駐車場は5台ありますが、お問い合わせのうえご利用ください。
 



みらいく“いろり”では「多様な価値観をもつたくさんの人の中で“子育てをシェアリングする”」をコンセプトに、地域の拠点として3つの事業を運営しています。
〇みんなの居場所 おやこ食堂
〇子連れOKなコワーキングスペース
〇地域創生職業体験「おしごとJAM」

今日は、ママたちの新しい雇用を目指すお惣菜テイクアウトサービス「おかんのごはん」を目指してやって来ました。
 



緑の看板と昔のタバコ売り場の赤い文字が目印です。懐かしい雰囲気に思わず足を止めて見入ってしまいました。入口は今では珍しい木枠のガラス戸で風情があります。
 



中に入ると、広い開放的な土間にソファーやテーブルがゆったりと配置されています。子ども向けのおもちゃもあって、ママたちができるほっとできる環境が整っています。また、壁際にはハンドメイドの商品が展示してあり、見ているだけでも楽しいコーナーです。
 

コミュニティスペース・コミュニティキッチン(各600円/1時間・3,000円/1日)



土間の奥は畳のスペースとキッチンで、「ただいまー」と言いたくなるような居心地の良さがあります。
今日はキッチンでスタッフとボランティアの皆さんが「おかんのごはん」の食事作りをしていて、畳の間では小学生が遊んでいました。お家にいるようなほっこりする風景です。

みらいく“いろり”では、メンバー登録をすればスペースが利用できます。
1階はコミュニティスペースとコミュニティキッチンとなっています。(各600円/1時間・3,000円/1日)
 



特にコミュニティキッチンは「飲食店営業」「菓子製造場」の保健許可がおりているので、チャレンジショップをするのには打ってつけ!これからカフェやお菓子の販売をやってみたいというみなさん、ぜひここで手応えを試してみてください。(食品衛生責任者の資格のみ必要です。)お料理教室などもオススメです。
 



この古民家の2階は回廊が巡らせてあり、まるで映画のセットのようなお洒落な造りになっています。
 

コワーキングスペースつきの間&ほしの間(各600円/1時間・3,000円/1日)



2階に上がると、立派な梁に目を奪われました。このように曲がった大木の梁を見たのは初めてです。この建物を見学するだけでもとても価値があります。

2階はコワーキングスペースとして、二間続きの和室のつきの間&ほしの間と、回廊をはさんで向かいのにじの間があります。(各600円/1時間・3,000円/1日)
 



古民家再生が始まったのは2019年。自分たちの手で工夫しながら、また企業や様々な方の協力を得ながらリノベーションしてきたそうです。畳作りは畳職人に教えてもらったり、畳のへりを帯で再生したりと見どころがたくさんです。障子の破れた部分はたとう紙(着物を包む紙)や長襦袢の布で補修されていて、それがなんともいい味を醸しだしています。各お部屋に工夫のあとがあるので、それらを見つけるのも楽しいです。
 

コワーキングスペースにじの間(各600円/1時間・3,000円/1日)



にじの間には、ひなまつりの季節にちなんで立派なおひな様が飾られていました。
明るく落ち着いた空間なので、お仕事もはかどりそうです。お子さんも一緒に気軽に利用できるのがありがたいですね。ママたちの強い味方です。
 



オープンしているときは、どなたでもカフェを利用できます。
メニューは、スイーツの“Patisserie 和み”のパウンドケーキ(300円)とコーヒー・萎凋番茶(各200円)があります。古民家で一服。贅沢な気分が味わえます。
 

おかんのごはん(500円)※2月取材時の金額。3月より700円となります。



「おかんのごはん」は、毎週金曜日の17:00~19:30(ラストオーダー19:00)となっています。イートインとテイクアウトどちらでも利用できます。イートインの場合は、ご飯付きで500円。(※2月取材時の金額。3月より700円となります。)小学生以下のお子さんはこちらで食べる場合にはハーフサイズを無料でいただけます。これは助かりますね。
テイクアウトはごみを出さないよう持ち帰り用の容器を持参することになっています。
なくなり次第終了なので、予約がおすすめです。(予約はInstagramのDMまたは公式LINEで)

こちらが本日の「おかんのごはん」。
メインは大きなほくほくコロッケが2つもあります!付け合わせにこんにゃくスタミナ炒め、キャベツのサラダがあって盛りだくさんのプレートです。
 



そしてさらにミネストローネまでついてこのお値段!!
思わずテイクアウトでもう一食追加をお願いしてしまいました。
 



コロッケの具材は、ジャガイモのなかに小松菜、切り干し大根、シーチキン、玉ねぎと、驚くほどたくさんの種類が入っています。厚めの衣がザクザクしていてめちゃくちゃ美味しかったです
 



こんにゃくのスタミナ炒めは、スタッフさんお手製のたれで味付けされています。ニンニク風味のまろやかな味で、このたれを売ってほしいくらいでした。

社会福祉協議会から消費期限が迫った非常食のアルファ化米が届いたそうで、ご飯はその中のひじきご飯をいただきました。
 



ミネストローネも具だくさんです。トマト、人参、大根、コーン、ベーコン、玉ねぎ、サツマイモ、まだほかにも入っていたかもしれません。野菜をたっぷり食べられる栄養満点のスープでした。
 



この日は遊びに来ていた子どもたちと一緒に食事をしました。「おいしいね」「何年生?」など会話しながら和気あいあいのひととき。私の連れが「おばちゃん何歳にみえる?」と聞くと、15歳も若い答えがかえってきて思わず小躍り♪元気をもらっていました。(笑)
 



こちらが代表理事の辻千恵さんです。フリーランスで保育士をしながら運営を担っています。昨今は孤立して子育てをしている家庭が多いことから、ママと子どもたちがほっと一息つけるような温かい場をつくりたかったそうです。お話をしたり一緒に食事したりする時間を大切にしながら、丁寧にコミュニティを育てられています。また、家庭環境や障がいなどの制限なく、だれもがこの場所に集まってつながっていけるような体制をつくっています。ママにとってみんなで子育てできる場があるって心強いですよね。「花が咲くような土壌に」という辻さんの言葉がとても印象的でした。
 



今後は、みらいく“いろり”でつないだ縁がこの場所をこえて、それぞれが困ったときに助け合えるような仕組みをつくっていけたらいいなと語っておられました。
こちらは今日のメンバーのみなさん。家族のようないい雰囲気です。辻さんの思いが実を結んでいるのだなと感じました。
直方の未来は明るい!
 



いずれにしても、運営には資金が必要です。カフェや「おかんのごはん」「いろりランチ」、コワーキングスペースなどをみんなで利用して応援したいですね。
こちらは3月の「おかんのごはん」のメニュー。ごちそうがいっぱいです。まずは美味しく食べて応援しましょう!毎週土曜日にはマルシェも開催されています。インスタをチェックしてぜひご参加ください。
 


Shop Information
みらいく“いろり”
〒822-0015 福岡県直方市新町1-4-31
0949-36-4388
090-2014-4449
水曜日 おやこひろば
いろりランチ 11:00〜15:00(LO 14:30)
金曜日 みんなの居場所 11:00〜15:00
おかんのごはん 17:00〜19:30(LO 19:00)
土曜日 いろりマルシェ 11:00〜15:00
4月から月曜日(11:00~15:00)もオープン予定
あり(5台)※お問い合わせください
満車時は直方市消防署下 無料河川敷駐車場へ(徒歩5分)
みらいく“いろり”
@melike.irori.mixjam
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公式LINE

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