【直方】腹持ち抜群！炭鉱時代に生まれた直方のソウルフード。次元のカレー焼き

今回は、歴史のあるカレー焼きで有名な次元に行ってきました。
場所は直方駅から徒歩3分の商店街にあります。
　

カレー焼きと聞くと焼きカレーを想像しますが、おまんじゅうのことです。ほかに、クリームやあずき、白あんと全部で4種あり、価格はどれも160円。
また、から揚げやたこやきも看板メニューとなっています。
　

テイクアウトが基本ですが、店外にベンチやテーブルが置いてあるので、そちらを利用して食事もできます。
　

今回は、カレー焼きとクリームを注文してみました。
　

まずは、カレー焼きからいただきます。
形は珍しいスティック型で、とても食べやすくてビックリです。しかもずっしりとした重みがあり、なかなかの存在感。
　

外側はカリっと硬めに焼かれていて香ばしく、中は具だくさんのカレーが端から端までぎっしり詰まっています。カレーは優しい味で世代を問わず好まれているのも納得です。
材料は地元野菜の玉ねぎ、人参、ジャガイモに加え、仕上げ時に小さく刻まれたキャベツが加えられています。このシャキシャキとした食感が新鮮で美味しさを更に引き立てています。ボリュームもあるので、おやつにも軽食にもオススメしたいとっても美味しいおかず風のおまんじゅうです。
　

次はクリームをいただきます。
こちらも充実した重みがあり、期待が高まります。
　

中を割ると、たっぷりのカスタードクリームがすき間なく入っています。期待を裏切らないぎっしり感！パリッとした皮の食感に、卵がきいた程よい甘さのクリームが絶妙ですごく美味しいです！生地はモチモチしていて、甘さがないので食べやすさも◎。
緑茶にもコーヒーにもよく合い、手土産にも喜ばれそうです。
　

次元のもう一つの看板商品、から揚げも食べてみました。
1個100円、5個500円で、好きな個数で買えるのが嬉しいですね。
今回は５個注文。秘伝のタレもついています。
　

一つ一つが大粒で、揚げたてホカホカなのがたまりません。醤油ベースの味がよく染みていて、衣はカリっと、お肉はジュワッとジューシーで柔らかいです。
秘伝のタレをつけると、酸味が加わりさわやかな味わいに。一つで二つのおいしさが楽しめる、やみつきになるから揚げです。
　

お願いをして、おまんじゅうを作る工程を見せていただきました。
始めは型に生地をテンポよく流し込んでいきます。生地には小麦粉のほかに、モチモチ感を出すための企業秘密の粉が入っています。
この棒状の焼き型は全国的にも珍しく、九州地区で使っているのは次元だけだとか。
　

次にカレー焼きの具をたっぷり入れていきます。
カレーは野菜の甘みを最大限に活かすようにじっくりと煮込んで作られています。しかも、出来立てを食べてもらいたいという思いから毎日手作りしているそうです。
　

隣の型にひっくり返すと、黄金色のカレー焼きになりました。
ところで、おまんじゅうといえば丸形が多いなか、なぜ棒形なのかを尋ねたところ、「炭鉱で働く方が食べやすいように」という説や「金の延棒をまねた」という説など、諸説あるそうです。面白いですね。
そう言われてみると、なんだか金塊に見えてきました！ありがたや～。
　

仕上げにお馴染みの「直方」の焼き印をつけて完成です。
普通はお店の屋号を焼き印にしそうなところですが、あえて「直方」とするところに熱い地元愛を感じました。
　

店長の中園友貴さん（右）とスタッフさんです。明るくはじけるような笑顔で取材に応じてくれました。
創業50年になる次元の現オーナーは、三代目だそうです。カレー焼きは初代から続く超ロングセラーの一品。また、から揚げは三代目がはじめたメニューで、伝統を守りつつ常に進化しているところが人気の秘訣なのかもしれませんね。
このなつかしい美味しさとコスパの良さはみんなの強い味方！これからも末永く地元民のお腹と心を満たし続けてほしいなと思います。
　

Shop Information
からあげ＆直方カレー焼き 次元じげん
所在地 〒822-0027 福岡県直方市古町3-2
電話番号 0949-24-9558
営業時間 11:00〜19:00
定休日 月曜日（祝日の場合は火曜日）
駐車場 なし
店前路肩にパーキングメーター・近隣に有料駐車場あり
インスタグラム @nogataziggen
X @nogata_ziggen

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