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【田川】人気居酒屋が屋号を変えて春日町にニューオープン!食の幸 心結(えん)の花籠御膳




中元寺川を隔てる春日橋付近に最近新しいお店が出来たとの情報を入手。早速取材してきました。
田川後藤寺駅から600mほどの、道路沿いの看板が目印です。(テナント集合看板は旧店舗のままになっていますのでご注意を)

 




後ほど伺ったところ、オープンしたのは昨年12月19日だそうです。

コインランドリーやメイク・エステサロンなどの店舗が立ち並ぶ中、しっかりと居酒屋らしい趣で看板が上がっていました。
心を結ぶと書いて”えん”と読みます。素敵な店名です。

 

白と木目を基調とした清潔感のある店内




カウンターが5席。
テーブルは4つあり、18席あります。
会食も可能で、お祝い・法事のコース料理、盛り鉢の予約なども承っているそうです。

 




以前までは「ひとしずく」という名前で居酒屋をされていたそうですが、その頃からの常連さんも多く、特にメディアへの露出はしていないにも関わらず開店祝いが贈られていて、その人気が窺えます。
大将も「口コミで自然と広がるから」と仰っていましたが、お客さんひとりひとりの舌と心を確実に掴んでいる証だと思います。

 




こちらのFood Menuはランチタイムを想定して作られたそうですが、夜の時間帯でも注文は可能だそうです。
どのメニューも良い意味で値段と釣り合っていない贅沢すぎる内容でしたので、いくつかご紹介いたします。

 

花籠御膳 1,500円




メインとなる大きな籠の中には4つの小鉢と茶碗蒸し、コロッケ、玉子焼きが華やかに並び、さらに一人鍋と白ご飯までついてくる花籠御膳。
1,500円でこれだけいただけるお店は探してもなかなか見つからないのでは!?

 




早く食べろと言わんばかりに湯気が立ち昇る一人鍋ですが、ゆらゆらと揺れる鮮やかな炎にはついうっとりと見とれてしまいます。
華やかな竹籠然り、食べる前から視覚的に楽しませてくれます。

 




優しい出汁の寄せ鍋は、スープとしても合間合間に食べたくなります。
実家に畑があり、野菜やお米についても目が利く大将がつくる料理はどれも一流の味。
取材時の白ご飯も、収穫した新米を炊いたものだそうで、どおりで味が違うなと感じたわけです。

 




常連さんからも定評がある茶碗蒸しは他の御膳や丼ものにもついてきます。
固まり加減が絶妙で、定期的に食べたくなる味です。
中に鶏肉や海鮮が入っているのも嬉しいポイント。

 




こちらはコロッケ。
味付けもしっかりされていて、揚げ物も素人目にみてもわかるレベルの高さです。
他にもお刺身や白子の炊き上げ、もずくの小鉢など、ひとつひとつが美味しくて大満足でした。
小鉢の内容は仕入れの材料や季節などによって変わるそうなので、また次回いただきたいと思います。

 

海鮮丼 1,000円




こちらも驚きの値段設定の海鮮丼。
見た目がとっても豪華な丼の他にも、茶碗蒸し、小鉢、漬物、みそ汁がついてきます。
これを知って以来、今後田川市の海鮮丼でおすすめを聞かれた際は迷わず心結と答える自信があります。そのくらいの美味しさと衝撃のメニューでした。

 

天丼 900円




続いてこちらは天丼。
綺麗なきつね色に揚がった天ぷらが豪快に盛られていて、こちらも是非おすすめしたいメニューです。

 




さて、見開きのメニューとは別のこちらは新メニューやその日だけのおすすめメニュー。
まずは大将のイチオシということでいただいたアラカブの煮付けをご紹介。

 

アラカブ 煮付け 1,800円




一匹丸ごと大皿に盛られた豪華さは言うまでもないですが、実際に目の前に出てきた時の迫力には思わず声が出てしまうほどです。
味の染みた豆腐とごぼうも添えられています。

 




身がとっても肉厚で、綺麗にほぐすとかなりの量になります。
歯ごたえがあってぷりぷりな身質のアラカブは、身離れも良く食べやすいです。
甘辛くて少しとろみがかった煮汁がコク深な味わいで、とても美味しかったです。

 

鯖ぬか味噌 550円




こちらは常連さんのおすすめということでいただいた鯖のぬか味噌。
なんとつくった大将自らも自画自賛されるほどのメニューです。

 




食べてみるとなるほど、確かにこれは自画自賛しちゃいますね…(笑)
ぬか味噌が美味しすぎてこれだけで販売してほしいくらいです。
小骨も全く気にならないまで柔らかくなるように炊き時間を調節されていて、どこを食べても柔らかくてぱくぱく食べられます。

 

大将:松浦さん




最後に大将とのエピソードをひとつご紹介。
私が安直に「今日のおすすめは何ですか?」と聞くと、大将
「何か嫌いなものはない?今はどんなものが食べたい気分?」と逆に質問を返されたのです。
お客さんとのコミュニケーションを通して、その人が今一番食べたいものをできるだけつくるようにしているからだそう。
人との関わりやお客さんとの『えん』を大切にされていることが、言外からも伝わってきました。

 




お店を移転させたのも、厨房から店内のお客さんを一望できる環境をつくりたかったからと語ります。
そこでは確かに人と人との繋がりが、大将と私と先客の常連さんとのご縁が生まれていました。
そんな温かくて素敵な居酒屋、食の幸 心結(えん)。是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

 



Shop Information
食の幸 心結
〒826-0027 福岡県田川市宮尾町11-19
0947-23-2588
11:00~15:00/17:00~22:00
水曜日
ご予約によっては水曜日も営業可能です
前もってお電話にてお申し付け下さい
あり

掲載内容は記事作成時の情報となります。
 

 

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