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【福智】コーヒーを純粋に楽しみたい方におすすめの純喫茶。木まぐれのブレンドコーヒー



田川直方バイパス沿いにある福智町の喫茶店「木まぐれ」。
来年70歳を迎えるマスターが平成12年(西暦2000年)にオープンされました。

 



コーヒー豆の匂いがかすかに感じられる落ち着いた店内。
ダバダバダ~♪でお馴染み「男と女/フランシス・レイ」のボサノバ風BGMが今も耳に残っています。

 



優しい日差しが差し込む窓際の席など、いくつかのテーブル席もあります。
テーブルや椅子も木を基調とされていて、どこを切り取ってもオシャレな喫茶店の雰囲気です。

 



カウンター席の後ろには重厚感ある薪ストーブが。
音楽や温泉巡りなど多趣味なマスターは、薪割りも趣味でされているそう。
その薪の燃焼反応によって静かに揺れる灯は、薄暗い店内を優しく照らし続けていました。

 



メニューはこの一つのみ。ずっしりと感じる重みからは物理的な質量以外に、経過した年数にしか出せない時間的な重みも感じられる気がします。
昔は色々な料理をお出しされていたそうですが、現在は基本的にコーヒーだけのメニューとなります。
(※以下、本記事中でご紹介するものは、日によって注文できない可能性があるのでご注意ください。)

 



主なコーヒーの種類はブラジル、キリマンジャロ、グァテマラ、モカ、コロンビア、ジャワロブスターなど。焙煎屋さんから取り寄せたこだわりの豆で淹れるコーヒーが揃います。
ストレートも良いですが、初来店の方はお店の味が色濃く出るブレンドがおすすめなんだとか。

 



木まぐれオリジナルブレンドコーヒーには、味の基盤となる各種コーヒー豆に加えて、こちらの豆を追加で2~7粒入れることで、深みのある味わいに。

丁寧な作業で準備を進めるマスターの様子からはコーヒーと真摯に向き合っている姿勢が伝わり、思わず見入ってしまいます。

 



素敵なカップでいただくコーヒー。
とても濃厚なのはそれもそのはず、一般的なコーヒーに使用される豆が12~3gなのに対して、木まぐれでは約25gの豆で淹れているのだそう。
しかし、それでいて苦みが強いわけではなく、酸味との絶妙なバランスやコーヒー豆本来の果実味のような風味まで楽しめる深いコーヒーでした。

 



そんなこだわりのコーヒーと一緒にいただいたのは、木まぐれで唯一のスイーツというこちら。
※日によって注文できない可能性があります。

 



多層構造になっていて口の中でさまざまな食感を一度で楽しめる、技ありのスイーツ。
コーヒーとの相性も抜群でした。

 

トースト・サラダ・コーヒー付 1,350円



マスターのご厚意もあり、別日にビーフシチューもいただいてきました。
材料や仕入れによってクリームシチューやボルシチになることもあるそうです。
※取材にあたってご準備いただいたものです。
※お食事をご希望の方は来店時に直接ご確認下さい。

 



牛肉、じゃがいも、にんじん、マッシュルームが入った具だくさんのビーフシチュー。
どの具材も柔らかく味がしっかりと染みていて、ルーと一緒にほどける食感です。

 



クリームが入ることによってまろやかで優しい味わいのシチューは、落ち着いた店内でいただくランチにぴったり。
こんがりと焼けた厚みのあるトーストの先を浸けて食べてももちろん美味しいです。

 



この日のコーヒーは来店されたお客さんの要望に応えた、深煎りに寄せたコーヒー。カップも淡い色合いと高級感ある質感でとても素敵です。
酸味が少なくすっきりとした味わいで、初めて飲んだコーヒーとの違いには改めてその奥深さを感じさせられました。

 



コーヒーのお話以外にもさまざまなことについて教えて下さったマスター。
その節々で見せる柔和な笑顔がとても印象に残っています。

喫茶店やカフェ巡りが好きな方の中でも特に、コーヒー自体が好きな方、コーヒーそのものに興味関心の強い方におすすめしたい「木まぐれ」。
気になった方は、時間に十分余裕を持って行かれることをおすすめします。

 



Shop Information
木まぐれ
所在地 〒822-1212 福岡県田川郡福智町弁城2338−7
営業時間 11:00~17:00(営業時間は変更になる場合があります)
定休日 不定休
ご予約はできません
駐車場 あり

掲載内容は記事作成時の情報となります。
 

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nagano

nagano

WING編集部

田川市出身。2023年の秋ごろから1年程携わった編集部での活動を通じて、写真や記事についてたくさん勉強させてもらいました。現在は主に動画での店舗紹介に関わりつつ、新しいことを吸収する日々。AIには作れないものを残していけたら良いなと思います。

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