
今回お邪魔したのは、飯塚市口原の理髪店などが並ぶテナント村にある「麺すけ」。
国道200号線と県道62号線が交わる飯塚口ノ原交差点を、小竹方面に曲がるとすぐの所にあり、店主のラーメンに対する心意気や思い入れの強さを表す「一生懸麺」と書かれた垂れ幕が目印です。

店の前にある駐車場に車を止め、麺すけのオリジナルロゴが入った扉を開けると、スープと麺を茹でる香りが漂ってきました。

店内にはL字型のカウンター席が7~8席。
テーブル席はないものの店内は明るく整理整頓されていて、席ごとのスペースに余裕があるため、窮屈さは全くありません。

特に派手な装飾品やインテリアに凝っているというわけではありませんが、良い意味でこれから出される一杯の麺料理に集中できる環境だなぁと感じました。

ふと壁に目を移すと見慣れない紙袋がディスプレイされていましたが、これは自家製麺の原材料である小麦粉の紙袋。
この麺すけでは、香りや特徴の異なる小麦粉を独自配合し店主が作り上げた、6種もの自家製麺をスープや具材と組み合わせることで、現在は計17種の麺メニューを提供しています。

券売機で注文するスタイルになっていて、鶏白湯つけ麺・台湾ラーメン・担々麺・旨辛ちゃんぽんなどなど、多彩で魅力的なメニューに悩まされつつも、今回は1番人気の「鶏塩そば」をチョイスしました。
ちなみに、定番のとんこつラーメンをラインナップしていない「非とんこつ系」のお店ですが、店主に要望を伝えればとんこつに限らず、自家製麺とスープ・具材を自在に組み合わせ、好みにあったヌードルを作ってくれるそうです。

鶏塩そば 930円
そうこうしているうちに、ものの数分余りでお目当ての鶏塩そばが席に到着。

見慣れたとんこつの白濁スープとは一線を画す、透き通った黄金色のスープと、そこから立ち上るおいしそうな香りに心を奪われてしまいました。

スープをゴクゴクといきたくなる気持ちを抑え、まずは自家製麺から。
鶏の油をまとった麺はキラキラと美しくのどごし最高、いわゆる博多ラーメンの麺よりやや太めで、噛むと小麦とトッピングされたシソのさわやかな香りが、鶏スープの風味を邪魔しない程度に広がります。

お次はピンク色でいかにもうまそうなチャーシューを一口。
これまた主役の鶏スープと麺を引き立てる名役者で、きざみ海苔やネギなどといった薬味も含め、塩味・甘み・うまみのバランスが非常にGOODです♪

麺やチャーシューに触発され、鶏スープをわき目も振らず楽しんでいると、店主から「今ちょうどそのスープを仕込んでるから見てみますか?」とのお誘いがあったので、特別に厨房へ。

地鶏をはじめとする様々な具材を、約半日かけてじっくりと丁寧に煮詰めることで、スッキリとしたうまみと甘さの中にもコクを感じる、黄金色のスープが出来上がるんですね。
ちなみに、自家製麺は店舗隣にある工房のほうで仕込んでいるそうです。

ここまで手間と労力をかけ、いくつもの自家製麺とスープを仕込み、多彩な麺メニューを用意するのは大変だな…、なんて思いを馳せているとあっという間に完食。
撮影用にあえてスープを残していますが、一滴残さず平らげる方が多いというのも納得の一杯でした。

最後に店主である矢野さんに記念撮影をお願いしたところ、なぜかそこはアルバイトの中川さんにバトンタッチ。
照れながらも撮影にご協力いただきありがとうございました。
麺すけには鶏ベースのみならず、味噌・カレーベースなど方向性の異なるメニューが豊富に揃っているので、皆さんも通い詰めて「自分好みのヌードル」を探してみては?
Shop Information
中華そば 麺すけ
〒820-1114 福岡県飯塚市口原923-10
TEL.080-4469-6320
営業時間/11:00〜15:00
定休日/不定休
駐車場/あり
Instagram/@mensuke_iizuka
掲載内容は記事作成時の情報となります。
中華そば 麺すけ
〒820-1114 福岡県飯塚市口原923-10
TEL.080-4469-6320
営業時間/11:00〜15:00
定休日/不定休
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