田川市美術館で2年に1度の全国公募の展覧会、第3回タガワアートビエンナーレ「英展」が開催されています。
今年はどんな作品が選ばれたのか、早速展覧会に行ってきました!
この展覧会は「小さな美術館からのアート革命」と銘打って作品を募集。
今年は436点の作品が応募され、入賞9点と入選53点が選ばれたそうです。
大賞はなんと200万円とのこと!
展示室に入ると作品がたくさん並んでいました。
今年の審査員は上條陽子さん(美術家)、黒田征太郎さん(イラストレーター)、田島征三さん(美術家)の3名。
全体の講評として応募作品はバラエティに富んでいて、レベルが高かったとおっしゃっていたそうです。
大賞:中村澄江《愛してます》
こちらが大賞作品、中村澄江さんの《愛してます》です!
鮮やかな色彩に目を奪われる作品。
二人の子どもが友達同士で傘を差しながら歩いている様子が描かれています。
審査員の上條さんは「ランドセルをしょって、雨傘を差している姿に生命力、勢いを感じました」と講評されていました。
よく見ると人だけではなく、動物のような生き物もたくさん描かれていますね。
見れば見るほど発見のある作品です!
準大賞:中島隆誠《I am home(super platform)》
こちらは準大賞、中島隆誠さんの《I am home(super platform)》。
キャンバスなどではなく、包み紙に描かれた作品です!
作品に近づいてみると落書きのようにも見える書き込みが。
心の中の叫びがそのまま作品になったような感じがします。
佳作:おおつきゆき《私の名前は「軽居 命価」です。》
「英展」では平面の絵画だけではなくサイズや重さなどの規定を守ればどんな作品でも出品できるそうです。
佳作のおおつきゆきさんの作品は海岸に漂着したペットボトルを繋ぎ合わせたもの。
どんな意味が込められているのかはぜひ会場でご確認ください。
展示されている62点はどれも力作揃いで見るだけでパワーをもらえたような気がします。
今回の展示されている作品の中で最年長は83歳、最年少は9歳とのこと!
芸術に性別も年齢も関係ないことを改めて感じさせられますね。
「英展」では大賞を含む6つの賞が選定されていますが、会期中にお客さんの投票によって決まる「来館者賞」というものがあります。
1人1票好きな作品に投票できるので、会場でお気に入りの作品を見つけて参加してみてください♪
Information
第3回タガワアートビエンナーレ「英展」
令和4年12月10日(土)~令和5年1月29日(日)
9:30〜17:30 ※入館は閉館の30分前まで
月曜日(祝日の場合はその翌日)、12月29日(木)〜1月3日(火)
一般400円(300円)/高大生100円(50円)/中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金/田川市在住の方は、身分証明書を提示していただくと( )内の料金で入館が可能
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方、およびその介助者1名は無料/土曜日は高校生以下無料
第3回タガワアートビエンナーレ「英展」
令和4年12月10日(土)~令和5年1月29日(日)
9:30〜17:30 ※入館は閉館の30分前まで
月曜日(祝日の場合はその翌日)、12月29日(木)〜1月3日(火)
一般400円(300円)/高大生100円(50円)/中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金/田川市在住の方は、身分証明書を提示していただくと( )内の料金で入館が可能
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方、およびその介助者1名は無料/土曜日は高校生以下無料