
今回やってきたのは、田川市の伊田商店街にある「大月堂 伊田本町店」。こちらでは地元の伝統的な和菓子をいただけるそうです。

戦後に開業して約80年ほど続く御菓子店の大月堂。
開業当初は、和菓子に加え、洋菓子や手づくりパン、 アイスクリームなども販売していたそうです。
店内は歴史を感じる落ち着いた雰囲気です。

こちらは、田川の代表的なおかしの1つである「黒ダイヤ」と「白ダイヤ」。
黒ダイヤは、かつて筑豊地方で盛んに採掘されていた石炭を指し、白ダイヤは香春岳で採掘される石灰石を象徴している羊羹です!

こちらには、栗饅頭が。
なんと、この栗饅頭は大粒の栗が1つ丸ごと入った贅沢な栗饅頭なんだとか!
栗好きには、たまらないお饅頭ですね♪

こちらも、黒ダイヤと白ダイヤ同様に、田川地域の炭鉱全盛期に多くの人々に親しまれるようになった田川まん十。
今回は、「黒ダイヤ」と「白ダイヤ」、そして「田川まん十」をチョイス!
さっそく、編集部に戻りいただきます。

こちらが、田川の地で長く愛されている和菓子の「黒ダイヤ」「白ダイヤ」「田川まん十」です。

黒ダイヤ(小)630円
まずは、黒光りしている「黒ダイヤ」からいただきます。
名前の由来通り、過去に筑豊で採掘されていた石炭を思い出すような艶のある漆黒。

表面はしっかり硬く、歯ごたえがあります。
黒砂糖を使った深みのある甘さと香ばしさが特徴で中はしっとりとしたこし餡で美味しい。
ザラザラとした歯ざわりの爽快さがクセになります!

もともとは、炭鉱夫たちが重労働の合間や仕事終わりに甘いものを求めていた背景からできたおやつ。
九州特産の黒砂糖のコクのある甘みで炭鉱夫たちの疲れを癒していたそうです♪

白ダイヤ(小)630円
こちらは、香春岳で採掘されていた石灰石を想像させられる「白ダイヤ」。
白く半透明に近い淡い色合いで、中になにか黒いものが入っています。

黒ダイヤよりもやや柔らかめで、もっちりとした口当たり。
白小豆を使った、上品でやさしい甘さで絶品です♪

中には小豆が入っていました!
優しい甘さともっちりした食感に小豆がアクセントとなり相性も抜群で美味しいです♪

田川まん十 140円
最後は、「田川まん十」。
まん十の表面には、田川の文字とぼた山、そして田川の象徴でもある煙突の焼印があります!

しっとりとした蒸し生地に、甘さ控えめの上品でなめらかなこしあんが最高にマッチ!
素朴で昔懐かしい味わいがたまらないお饅頭です。

伊田商店街の中を歩いているとこんなものを発見。
なんと黒ダイヤがトリックアートになっていましたよ♪
炭坑の町である田川では、炭鉱で働く人々やその家族にとって、手軽で栄養も取れる甘味として広まったお菓子を今も大事に受け継いでいる姿を感じることができました。
皆さんも、歴史ある味をご賞味ください♪
Shop Information
大月堂 伊田本町店
〒825-0015 福岡県田川市伊田町5-6(伊田商店街)
TEL.0947-44-1285
営業時間/10:00〜17:30
定休日/日曜日
駐車場/あり
掲載内容は記事作成時の情報となります。
大月堂 伊田本町店
〒825-0015 福岡県田川市伊田町5-6(伊田商店街)
TEL.0947-44-1285
営業時間/10:00〜17:30
定休日/日曜日
駐車場/あり
掲載内容は記事作成時の情報となります。