
飯塚市秋松、かつて穂波町と呼ばれていたこの地で、今月4日オープンしたばかりの「穂波食堂」に今回はお邪魔しました。
早くも、新鮮な魚介を使った本格的な和食をお手頃価格で味わえると、美味しいものに敏感な方々の間で話題になっています。
早くも、新鮮な魚介を使った本格的な和食をお手頃価格で味わえると、美味しいものに敏感な方々の間で話題になっています。

穂波川沿いの道路を車で走っていると見えてくる、この黄色い看板が目印。
ちなみに、この店名は「地元の方に親しまれる店になって欲しい」、というマスターの思いから名付けられたそうです。
ちなみに、この店名は「地元の方に親しまれる店になって欲しい」、というマスターの思いから名付けられたそうです。

店内に足を踏み入れると、その願いの通り、まるで親戚の家に招かれたような温かい雰囲気に包まれます。
窓の外の景色が開放的な広々としたお座敷は、足元が楽な掘りごたつ式となっており、友人や家族とゆったりくつろぎながら食事を楽しめる、心安らぐ空間が広がっていました。
窓の外の景色が開放的な広々としたお座敷は、足元が楽な掘りごたつ式となっており、友人や家族とゆったりくつろぎながら食事を楽しめる、心安らぐ空間が広がっていました。

一方、上品で落ち着いた空気感をまとった畳敷きのカウンター席は、料理人の技を間近で堪能できる特等席。
先ほどの座敷席とはまた違う趣があり、そのギャップが一層お店の魅力を引き立てています。
先ほどの座敷席とはまた違う趣があり、そのギャップが一層お店の魅力を引き立てています。

そんな穂波食堂は11:00〜14:00のランチ営業と、17:30〜22:00のディナー営業の二部構成。
今回はランチメニューの中から、マスターの思いとこだわりの詰まった「穂波定食」をご紹介します。
今回はランチメニューの中から、マスターの思いとこだわりの詰まった「穂波定食」をご紹介します。

注文してしばらくすると、カウンター越しに設置された炭火焼き台から、美味しそうに焼かれていく塩サバの食欲を刺激する香りと煙が立ち上り、店内に充満していきます。

穂波定食 1,500円
塩サバが焼きあがると、ほどなくお膳が席に運ばれてきました。
この日のお刺身は福岡名物でもある「ゴマサバ」でしたが、ネタは旬やその日の仕入れ状況によって変わります。
この日のお刺身は福岡名物でもある「ゴマサバ」でしたが、ネタは旬やその日の仕入れ状況によって変わります。

さあ、いよいよ待ちに待った塩サバをいただきます。
香ばしい皮の下から現れた身は、炭火の熱でふっくらと柔らか。
脂がのっていてジューシーですが、大根おろしと醤油を少し添えることで、驚くほどさっぱりといただけます。
ほろほろとほどける魚の身と、炊きたての白いご飯を一緒に口に運ぶ瞬間は、まさに至福の瞬間です。
香ばしい皮の下から現れた身は、炭火の熱でふっくらと柔らか。
脂がのっていてジューシーですが、大根おろしと醤油を少し添えることで、驚くほどさっぱりといただけます。
ほろほろとほどける魚の身と、炊きたての白いご飯を一緒に口に運ぶ瞬間は、まさに至福の瞬間です。

ゴマの風味が効いたゴマサバもまさに「ご飯泥棒」。
甘めの特製タレと香ばしいゴマが鯖の旨味を最大限に引き出し、薬味のネギと海苔の風味がアクセントになっています。
焼き魚がメインの定食でありながら二度美味しい体験ができるのは、魚料理を愛するマスターのこだわりでしょう。
甘めの特製タレと香ばしいゴマが鯖の旨味を最大限に引き出し、薬味のネギと海苔の風味がアクセントになっています。
焼き魚がメインの定食でありながら二度美味しい体験ができるのは、魚料理を愛するマスターのこだわりでしょう。

炭火焼きの焼きサバとお刺身だけですでにご飯が足りないほどですが、穂波定食には何ともう一つの福岡県民のソウルフードである明太子までついています。
しかし、ご安心ください。
こちらのお店はご飯がおかわり自由!心ゆくまで美味しい魚とご飯を堪能できます。
しかし、ご安心ください。
こちらのお店はご飯がおかわり自由!心ゆくまで美味しい魚とご飯を堪能できます。

魚の味覚を楽しんだ合間に、ふと箸を伸ばしたのがこちらの箸休めです。
きらめくような透明感が美しい福岡の郷土料理「おきゅうと」は、添えられた鰹節とゴマが香ばしさを加えています。
海藻の持つ優しい風味とつるりとした喉越しが、口の中をさっぱりとリセットしてくれるでしょう。
きらめくような透明感が美しい福岡の郷土料理「おきゅうと」は、添えられた鰹節とゴマが香ばしさを加えています。
海藻の持つ優しい風味とつるりとした喉越しが、口の中をさっぱりとリセットしてくれるでしょう。

完全に食欲が爆発してきたところで、ディナーメニューの中でもとりわけ気になっていた「鶏ボタ山焼き」を追加注文しました。

炎が立ち上る真っ赤な炭の上で豪快に焼かれる親鶏の姿から、マスターが原風景である筑豊の「ボタ山」を連想し命名したこちらは、この店の名物候補。

噛むほどに凝縮された旨味が溢れ、その香ばしさはお酒にぴったり!
メニューには日本酒から焼酎まで豊富に揃っているので、極上のボタ山焼きを肴に一杯傾ければ、一日の疲れも吹き飛ぶこと請け合いです。
メニューには日本酒から焼酎まで豊富に揃っているので、極上のボタ山焼きを肴に一杯傾ければ、一日の疲れも吹き飛ぶこと請け合いです。

気がつけば、目の前のお膳には、全てが食べ尽くされたお皿だけが残っていました。
お皿の模様が見えるほど綺麗に平らげられた料理の数々が、この店の美味しさを何よりも雄弁に物語っています。
温かいおもてなしと、心もお腹も満たされる絶品の品々に、心から「ごちそうさまでした」と感謝を伝えたい、そんな大満足のひとときでした。
お皿の模様が見えるほど綺麗に平らげられた料理の数々が、この店の美味しさを何よりも雄弁に物語っています。
温かいおもてなしと、心もお腹も満たされる絶品の品々に、心から「ごちそうさまでした」と感謝を伝えたい、そんな大満足のひとときでした。

ディナーのコースメニュー 3,000円~
ちなみにこちらは、ディナーのコースメニューの一例。
基本は、小鉢2品・刺身2種・焼き物・天ぷら・鍋物・茶碗蒸しという全7品のラインナップです。
基本は、小鉢2品・刺身2種・焼き物・天ぷら・鍋物・茶碗蒸しという全7品のラインナップです。

予算と仕入れ、要望によってラインナップは変わりますが、おすすめはこちらのメヒカリの天ぷら。
深海魚ならではの上品でクセのない旨味とほんのりとした脂の甘みが広がり、添えられたシシトウとのコントラストが絶妙でした。
深海魚ならではの上品でクセのない旨味とほんのりとした脂の甘みが広がり、添えられたシシトウとのコントラストが絶妙でした。

料理人として、通算35年あまりのキャリアを誇るマスターの瀧本 節幸さん。
調理中は終始、キリッっと引き締まった「職人」の顔をなさっていましたが、記念撮影での優しい笑顔が印象的でした。
その目利きと熟練した技を、リーズナブルな価格帯で体感できる穂波食堂へ、みなさんもぜひ気軽にお立ち寄りください。
調理中は終始、キリッっと引き締まった「職人」の顔をなさっていましたが、記念撮影での優しい笑顔が印象的でした。
その目利きと熟練した技を、リーズナブルな価格帯で体感できる穂波食堂へ、みなさんもぜひ気軽にお立ち寄りください。
Shop Information
穂波食堂
〒820-0083 福岡県飯塚市秋松679-1
TEL.0948-52-8175
営業時間/ランチ11:00〜14:00
ディナー17:30〜22:00
定休日/不定休
駐車場/あり
Instagram/@honamishokudou
掲載内容は記事作成時の情報となります。
穂波食堂
〒820-0083 福岡県飯塚市秋松679-1
TEL.0948-52-8175
営業時間/ランチ11:00〜14:00
ディナー17:30〜22:00
定休日/不定休
駐車場/あり
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