嘉麻市立織田廣喜美術館で開催されているのは「ノンタン絵本の世界展」。
なんと134点もの原画が展示されています!
ノンタンは、最初の絵本である『ノンタン ぶらんこのせて』が1976年に刊行されてから昨年で45周年を迎え、今もなお人気のシリーズです。
館内に入る前からノンタンが出迎えてくれています。
いくつか種類があるので立ち止まって見てみてください♪
ではさっそく中に入ってみましょう!
はじめのコーナーは「ノンタンのひみつ」です。
キヨノサチコさんが描く「まっ白なこねこ」のノンタンは、当初「まっ白なこぎつね」で、名前も違っていました。絵本化されていない貴重な原画です。
全ページの原画が展示されている絵本もあります。
クレヨンで描いた線を拡大したような独特なタッチは、こねこのふわふわとした毛を表しているそうです。その筆運びは、ぜひ間近でご覧ください♪
原画なので、セリフは別に。
絵で見てわかることは文字にしないと心がけており、セリフにシビアだったというキヨノさん。無駄のない、一見シンプルに感じるセリフにも注目です。
出版されている絵本は、小さな子どもでも持つことができるほどの比較的小さなサイズです。
しかし、原画は実際の絵本よりも大きく描かれています。
子どもの頃に戻って、大きな絵本を読んでいるような感覚になれました。
原画以外にも、ノンタンの表情集やラフ画などが展示されています。
また、キヨノさんが当時使用していたペンや絵の具などの愛用品、手書きの編集者とのやりとりも展示されており、制作の背景を知ることができます。
ノンタン展は小さなお子さまでも楽しめます。
こちらはフォトスポットです。
絵の中に入り込んだような大きなノンタンと仲間たちのパネルがあります。
その向かいには大きなパネルがあり、子どもたちは特に右側の「ノンタンはどこだ!」に釘付けなのだとか。
子どもたちにとって、ここは長居スポットのようです。
会場内は広々としているのでベビーカーも入ることができますよ。
実はこれだけではありません。
別の展示室には、『おねしょでしょん』に出てくるノンタンのおうちが館内で再現されています。
ここも、子どもたちに大人気!
お布団はぜひめくってみてくださいね♪
この展示室は反面ガラス張りになっており、豊かな自然を背景にノンタンたちが遊んでいる様子がうかがえます。
この展覧会は全国を巡回する45周年記念展であり、最後の会場となった織田美。
グッズコーナーにはノンタン絵本をはじめ、およそ100点が並びます。出版までのプロセスを知って絵本をめくると、感じ方も変わりますね。
この機会に、ぬいぐるみやキーホルダーなど、充実したノンタングッズをぜひ♪
小さなお子さまにお渡ししているというぬりえは全3種類から選べます。お家に帰ってもノンタン絵本を楽しむことができますね。
九州での開催は2回目となったノンタンの原画展。
来場者は、子ども連れや幼少期にノンタンの絵本を読んでいた人、孫に読み聞かせるための予習として高齢の方も来られているそうです。
なんと、近畿地方から来られた方もいらっしゃったそうですよ。
世代問わず、ノンタンが愛されていることがわかりますね。
いたずらっ子のノンタンは子どもたちにとってお友だちであり、その物語は子育てのヒントを教えてくれます。
みなさんも、ノンタン絵本の世界に入り込んでみませんか?
スタンプラリーや毎週日曜日の特別割引企画もあります!
詳しくは公式ホームページやinstagramをご覧ください。
フォトスポット以外の撮影は今回特別に許可をいただいています。
©キヨノサチコ/偕成社
Information
刊行45周年記念 ノンタン絵本の世界展
7月23日(土)〜9月19日(月・祝)
9:30〜17:30(入館は17:00まで)
月曜日(但し、月曜日が祝日の場合は開館し翌日を休館とする)
高校生以上1000円/中学生以下無料(前売券の販売は終了)
高校生の方は土曜日無料で観覧可能
その他、各種証明書の提示による観覧料の免除あり。対象者及び必要書類等の詳細は美術館HPをご参照ください。
刊行45周年記念 ノンタン絵本の世界展
7月23日(土)〜9月19日(月・祝)
9:30〜17:30(入館は17:00まで)
月曜日(但し、月曜日が祝日の場合は開館し翌日を休館とする)
高校生以上1000円/中学生以下無料(前売券の販売は終了)
高校生の方は土曜日無料で観覧可能
その他、各種証明書の提示による観覧料の免除あり。対象者及び必要書類等の詳細は美術館HPをご参照ください。