季節によって食べられるメニューが変わる飯塚市のうどん屋さん「春夏秋冬」。
お店が編集部のすぐ近くなので、筆者も度々お昼を食べに行くのですが、そのご縁もあって今回取材させていただくことになりました。
旧伊藤邸の傍の道路沿いにあり、大きな看板はとても存在感があります。
営業時間は11時から15時と18時から20時。基本毎日営業しています。
春夏秋冬と書かれた暖簾が営業中の合図。
店内は暖色の照明で温かい雰囲気。
照明や店内の小物など全て店主さんと奥さんによるものだそう。とても素敵な和風の店内です。
店内にはテーブル席が4席とカウンター席が5席確認できました。
今回は目の前が厨房のカウンター席でいただくことに。
天かすと七味はセルフでいつでも利用することができます。
メニューは全て1000円以内。
ご飯ものや定食もあります。
カツ丼は以前食べたことがあるのですが、とてもボリュームがあって美味しかったですよ。
今回は看板メニューの四季のうどんから、「冬うどん」をいただくことにしました。
秋・冬のみしか食べられない冬うどんは、これから一層寒さが厳しくなるこの時季、ぜひ皆さんに紹介したかったメニューの一つです。
店主さん曰く、秋うどんの「餡かけうどん」もおすすめとのこと。確かに他にはなかなかないメニューですよね。
冬うどん 600円
こちらが冬うどんです。お野菜たっぷりで見た目はお雑煮のよう。
麺は自家製の平打ち麺で、他ではなかなか味わえない独特の食べ応え。
硬さはとても柔らかめの九州のうどんです。
お餅が一つ入っています。
優しい出汁の味わいなうどんのスープにとても合っていて、お雑煮とうどんの良いところを取り合わせているような感覚です。
栄養満点の沢山のお野菜も嬉しいですが、個人的にご紹介したいのがこちらの鶏肉とごぼう。
甘辛な味付けで別に煮込んでいたものを入れているそうで、味に変化が出る良いアクセントに。
また、うどんのスープにも甘辛な味が広がり、最後まで飲み干したくなるような味わい深い一杯です。
後載せ茶漬け 100円
他におすすめのメニューをお聞きしたところ「後載せ茶漬け」はどうかとご提案されたのでいただくことに。
出てきたのは、おにぎりを油で揚げたこちら。
きざみ海苔とわさびが添えられています。100円でこれだけいただけるのはとても良いサービスだと思いませんか?
うどんのスープを少しだけ残しておいて、そこへおにぎりときざみ海苔を入れて完成。
わさびはお好みで溶かしても良いですし、直接のせて食べるのも良いです。
蓮華でほぐしてから、わさびをのせてパクリ。
これがまた新しい味わい!
表面がパリパリ食感のおにぎりからは塩味も感じられます。
うどんのスープと揚げおにぎりとわさびを一緒に口に入れた時の一体感、これは是非実際に食べて体験していただきたい。
とても美味しかったです。
店主の相川さん。お店を一人で切り盛りされていて、お客さんの多い時間帯も丁寧に接客されています。
取材時も快くお話を聞かせていただき、とても気さくで話しやすい店主さんです。
春夏秋冬はお店を始めて10年程になるそう。
最後にこれからの目標を聞いてみました。
「特に目標というものはないんだけど、やっぱり今できることを精一杯続けていくことだね。」
素敵な志です。これからも四季折々のうどんで、人々の舌とお腹を満足させ続けていくことでしょう。
Shop Information
四季のうどん 春夏秋冬
〒820-0066 福岡県飯塚市幸袋126-1
0948-23-3868
11:00~15:00/18:00~20:00
定休日無し
あり
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