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【直方】街と暮らしの小さな幸せ。誉茶紡の日本茶「Machi to Susumu」



2022年11月1日 2周年を迎えた誉茶紡ほまれさぼうの記念すべき日に故郷で見つけた宝物をイメージして作られた「Machi to Susumu」シリーズが発売されました。

開業ちょうど2年を迎えた「誉茶紡」。場所は直方の新町北公園の目の前です。周囲は桜の木で囲まれ、四季を感じながら日本茶を楽しめる新しいスポットとして注目を浴びています。
 



駐車場はお店の横に2台分あります。
こんなおしゃれな看板が目印でテンション上がります。
 



このロゴはお茶のしずくをイメージして店主のお姉さんがデザインされたそうです。とても洗練されている看板ですよね。
 



店内に入る前から、随所に光るセンスの数々。壁の色もお茶のイメージに合わせたような落ち着いた外壁です。
 



さわやかな笑顔の店主、飯野誉子いいのたかこさんが出迎えてくれました。12年住んだ横浜を離れ、直方のおじい様が営まれていた材木店の建屋を活用し、誉茶紡を2年前に開店されました。
日本茶との出会いはお母さまから習った茶道から。「茶道具、掛け軸、茶花などを丁寧に準備し、ゆっくりと母と過ごしたその空間がとても贅沢だった。」と言われていました。
そしてもっと気軽に普段の暮らしの中でお茶を楽しめるようにと、急須で入れるお茶を中心に活動を広められています。
 



こぢんまりとした空間に余計なものは見当たらず、すべてが自分の役割を知っているかのように主張せずやさしく佇んでいます。
ただ飲むだけではなく、お茶はこういう風にして飲めば心地いいよ、と教えてくれている気がします。
 



「お茶を飲みながら町と暮らしの小さな幸せをみつける」そんな誉茶紡のコンセプトの第1弾として、故郷直方で見つけた宝物をお茶の形で表現された「Machi to Susumu」シリーズが生まれました。
三種類のお茶で構成され、それぞれ遠賀川、福智山、直方の町がテーマになっています。飯野さん自ら茶農家さんを手伝いながら育てた茶葉が使われていて、思いの深さが伝わってきます。
 

Machi to Susumu 
遠(100g 2,200円)福(100g 1,800円)直(80g 1,600円)



【遠 -On-(煎茶)】
遠賀川の雄大な流れをイメージした誉茶紡オリジナルの煎茶です。深みのある旨味と優しい甘み。
凛とした香りの余韻を味わうことができます。

【福 -Fuku-(釜炒茶)】
九州百名山のひとつ福智山。
雄大な山の姿と緑の爽やかな風をイメージした誉茶紡オリジナルの釜炒茶で、深く優しい渋みが爽やかな香りとほのかな甘味を引き立てます。

【直 -Nao-(和紅茶)】
旧長崎街道の通る城下町直方市。
長い歴史の風情と優しい人々が住む街並みを有機茶園育ちの和紅茶で表現されています。キリッとした渋みが爽やかに広がります。
 



通常営業日は販売のみですが、このように試飲が出来ます。お茶を買う前にこんなにゆったり飲めるところはなかなかないかもしれません。
普段はコーヒーを飲むことが多いのですが、おいしいお茶とこの空間が心地よすぎて、明日からは「にわか茶人」になってしまいそうです。
 

茶器は好きな陶器を選べます



どれをいただくか迷いましたが飯野さんおすすめの煎茶、「遠」をいただくことにしました。
鉄瓶で沸いたお湯で丁寧にお茶は注がれます。この「遠」は75度が適温だそうです。飯野さんの美しい所作に見惚れてしまいました。なんという贅沢な時間なのでしょう。
1煎目は濃いめの甘味のある高級感ある味わいで、2煎目はスッキリとした味に変わりました。選りすぐられた茶葉なのはもちろんですが、お茶も丁寧に淹れるとこんなにおいしいことに驚くばかり。普段のガサツで適当な淹れ方を深く反省しました(笑)茶葉もちゃんと答えてくれるのですね。
 



最後の一滴まで、気持ちを込めて淹れていただきました。
小ぶりの茶漉しもにわか茶人としては気になる道具です。材質は銅で、急須にも茶漉しがついているのですが、小さな葉がすり抜けてしまうことがあるので
この茶漉しを使っているそうです。普段飲むお茶も知れば奥深くて面白い世界ですね。
 



お茶のほかに飯野さん推しの陶芸作家さんの急須なども購入出来ます。なかなか買い替えることはない急須なのでここはお気に入りの一品を大事に使うのもいいですよね。
思わず手が伸びそうになりましたが、今回は茶葉のみを2種類購入しました。でもやっぱり急須も欲しくなってきました!
 

お店の横に営業のカレンダー かわいくて何もかもがツボです



気になるのは「水曜日の空茶」。
これは毎週水曜日11時~16時にお店の敷地内で開催中です。日本茶のほかにも野菜販売や焼き菓子などの入荷などあり、楽しいことはまちがいなさそうです。
日本茶喫茶は第2、第4土曜日に山裾にある喫茶と本の店「ことばや」さんにて開催中です。
お店の営業内容はホームページインスタグラムでも確認できます。ぜひ色んな顔の誉茶紡さんを覗いてみたいですね。
 



飯野さんに今後の夢を聞いてみました。「Machi to Susumu」シリーズに引き続き、直方の祭りにちなんだお茶シリーズを展開したいそうです。地元に帰って今年、久しぶりに見たお祭りに深く感動されたご様子でした。町の人が一斉に集う祭りの様子ほど元気をもらえるものないかも知れません。
直方を元気にしていきたい、お茶で人と人、町と町を繋ぎたいという穏やかだけど本気の決意を感じた誉茶紡のひとときでした。
 


Shop Information
誉茶紡ほまれさぼう
〒822-0015 福岡県直方市新町1-8-36
10:00〜17:00
木・土・日曜日
あり(2台)
誉茶紡
@homaresabo

掲載内容は記事作成時の情報となります。
 

 

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