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【飯塚】惣菜全てが無料!?旬鮮屋かなめの唐揚げ定食



気前のいい定食屋は数あれど、ここまで惜しみ無く料理をもてなしてくれる定食屋を、筆者は知りません。
普段はメディア取材NGの衝撃的な定食屋を今回は特別にご紹介いたします。
 



飯塚市綱分の道沿いに構える「旬鮮屋かなめ」。もとは居酒屋でしたが、コロナ禍を機に定食屋へと変わりました。駐車場も完備されています。
 

店内は定食屋用にリフォームされた


店内はカウンター席にテーブル席と、席数もしっかり確保されています。とても清潔感のある店内です。
 



壁にメニューが並びます。美味しそうな一品料理もありますが、このお店の醍醐味は、定食についてくる「惣菜全品無料」のサービス。今回は、人気の唐揚げ定食を頼みます。
 



唐揚げ定食を待つ間に、惣菜コーナーを覗いてみましょう。
こちらが、噂のお惣菜コーナー。
毎日惣菜が変わるとの事で、取材当日はペペロンチーノにマカロニのマヨネーズ和え、カレーに、揚げ餃子にひじきに厚揚げなどなど、13品目のお惣菜が並んでいました。何度も言いますが、盛りだくさんのこのメニュー、「定食を頼んだ方は全て無料で取り放題」です。信じられません。
 



夏季限定のそうめん、こちらも取り放題です。
「夏はみんなそうめんが食べたかろう」とオーナーである扇俊浩さんが湯がきたてのそうめんを持ってきてくれました。なんというサービス精神でしょうか。
 

手作りのかぼちゃの煮付け



こちらの惣菜コーナーは6月に設置したばかりだそうです。
「定食だけじゃおもてなしにならん」と、オーナー扇さんのこだわりで始めました。オーナー自らが手作りで作るお惣菜は、最初は漬け物など数品程度でしたが、日に日にメニューが増えていったとの事です。
 

夏にぴったりのピリ辛麻婆豆腐



そして皆さんにお伝えしたいのが、なんとこれらのお惣菜、「小学生以下は無条件で無料」なんです。
つまり、子どもたちはお店に来て、これらお惣菜を「無料」で食べることができる、という事です。これには思わず筆者は言葉を失いました。
 

美味しいご飯もおかわり自由だ



「小学生以下は無条件で無料」を始めた理由、そこにはオーナー扇さんの強い信念があります。
「貧困問題があるやろ? 子どもがお腹を空かせる国で良いわけがない。子ども達に腹一杯食べてもらいたい。それも毎日。だから毎日営業してる。誰かやってくれじゃダメ。俺がやらないと。俺が出来ることは料理だから」
 

唐揚げ定食(790円)



オーナーの信念に感動を受けながら、メインの唐揚げ定食をいただきます。
たっぷりのオーナーのお手製の唐揚げ、千キャベが盛られ、ご飯と味噌汁がついています。
790円とただでさえ安いのに、なんと、水曜日は500円だそうです!
 



生姜の風味がたまりません。カリッカリに揚げられた衣もとても美味しいです。
良い意味で味が濃いめで、大人も子どもも文句なしに美味しく食べられるでしょう。オーナーの独学の唐揚げとの事ですが、正直、唐揚げ専門店以上のクオリティーで大変気に入りました。
ちなみに唐揚げ5個持ち帰り(450円)のメニューもあります。
 



唐揚げを食べるにあたり、影の立役者はなんといっても白ご飯ですよね。
旬鮮屋かなめの白ご飯は、本当に美味しいんです!つやのあるふっくらとしたご飯で何杯でも食べられます。(前述した通り、定食の方はおかわり自由)
 



定食についている味噌汁も、なんとおかわり自由。
白味噌であっさりと飲みやすく、かつ程よく濃いめな味は筆者の好みにドンピシャでした。思わずおかわりをしてしまいました。
 



さあ、オーナーの信念と愛情がこもった手作りのお惣菜も味わってみましょう。
何度も言います、こんなに盛り盛りの料理が全部「無料」です! 
 



オーナーこだわりのカレー。
子どもが食べやすく、尚且つ大人も満足して食べられるカレーの辛さ具合に苦労したそうです。食べてみると、甘さベースにほんのり辛さを感じるバランスの良いルーに仕上がっていました。
オーナーの料理のセンスが光ります。これはお子様も大喜びして食べる事でしょう。
 



そうめんも美味しくて思わず二杯食べてしまいました。
オーナーの言う通り、夏はさっぱりしたそうめんが何よりも美味しいですよね。生姜、わさびもお好みでつけられますよ。
これが食べ放題だなんて、そんな定食屋はここだけではないでしょうか。
 

豊富なお弁当メニューが並ぶ



もともと魚卸業をされていたオーナーの扇さんは料理を作るのが大好きで17年前に居酒屋をオープンさせました。
コロナ禍で昼営業に変えて弁当販売を経て、定食屋へと変わりました。
 



持ち前のサービス精神を貫き、安価で美味しい弁当は評判を呼びました。
なかでも唐揚げ弁当390円という破格の値段は地元の方に衝撃を与えました。
 

「食べすぎ食堂」の文字には扇さんの信念がこもる



ここまでの大盤振る舞い、さぞかしメディアが黙っていないのではと思いましたが、普段は取材を断っているそうです。
「俺は認められたいとか人気者になりたいわけではない。毎日を頑張っている地元のみんなに安くおもてなしをしたいだけ。メディアに紹介されてお客が増えることよりも、ずっと来てくれているお客を大事にしたい」
 



人の繋がりを第一に思っている扇さん、今回の取材は古いお付き合いがあったからこそ受けてくださったそうです。本当にありがとうございました。
「日本の未来のこども達、そして毎日を頑張る大人達を応援したい」という扇さんの信念に心動かされました。どうかこの記事がその信念を応援する手助けになれますように。
皆様もぜひ、何度も立ち寄って、お腹いっぱいに幸せになって帰ってくださいね。
最後に、オーナーの扇さんからのエールをお届けします。
「みんな、大変だと思うけど頑張ろうや!」
 


Shop Information
旬鮮屋かなめ
〒820-0101 福岡県飯塚市綱分1789-2
0948-82-2239
11:00〜14:00 / 17:00〜21:00(メニューは同一)
不定休(電話で要確認)
あり

掲載内容は記事作成時の情報となります。
 

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