老舗 眼鏡専門店の特注フレームが話題
メガネは多種多様にありますが、なかなか気に入ったものがなく妥協したりしていませんか?
そんな中、自分だけのオーダーメイドメガネが今密かなブームになっています。その秘密を探ります。
眼鏡職人 前田和憲さんにお聞きしました。
一点物のメガネはもう夢ではありません
メガネひとつで顔の印象は変わるものです。
しかも他の人とは違う自分だけのメガネだとなお一層愛着が湧きますよね。そんな個性的なメガネが欲しい方に朗報です。
飯塚、田川に多数店舗を構える老舗「佐藤眼鏡店」の前田 和憲さん(SS級認定眼鏡士)は、九州でも数人しかいないというオーダーメイドの眼鏡職人です。
数年前、福井市にある師匠の元を訪れ研修されたそうですが、1週間の期間をわずか2日で習得されたという腕前をお持ちです。
オーダーメイドをご希望されるお客さまは、今は使えなくなった愛着のあるメガネを再現したい─。なかには、有名人や芸能人がTVでかけていたようなフレームにしたい─など様々なようです。顔の大きさも人によって違うので微妙なサイズも調整してくれるのでジャストフィットします。
さて、仕上がりまでの流れを簡単に説明します。
仕上がりまでの流れ
①まずはお客さまとフレームのサンプル選びをします。デザインのご要望がある場合は前田さんがデッサンしてくれるので話し合いをしながら決めていきます。イメージしている写真や雑誌の切り抜きがあればお持ちください。
②カラーや柄を約300枚の生地見本から選びます。素材は〈アセテート〉を使用。透明度の高さ、発色が良く、他の素材に比べて色や柄の種類が圧倒的に多いそうです。ビンテージもので珍しいものもあるので必見です。
③テンプル(耳にかける部分)のデザインや色、柄を決めます。その後、顔のサイズに合わせて長さを決めたらフレームの横幅を調整します。
※フレームとテンプルをそれぞれ違うカラーにすることも出来るそうです。
④鼻あての位置と厚みを決めたら手順の完了です。
3か月お待ちください
仕上がるまでは約3か月かかるとのこと。
手づくりでひとつひとつ作るので期間はかかります。でも、手元に届く日を考えると待ち遠しくワクワクしますね。
興味のある方は、イオン穂波店の前田さんにご相談ください。
自分へのご褒美にあなただけのお気に入りのメガネを作ってみませんか?人と会うことがもっと楽しみになりますよ。
text_Masako Yamamoto