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「失敗も成功もない」皆が楽しめたら正解です。〈Happy Time マルシェ〉小原孝美

マルシェ(仏:marché)

「マルシェ」という言葉を一度は耳にした方も多いと思います。フランス語で「市場」を意味するこの言葉は、フランスはもちろん日本でも以前からフリーマーケットの様な形として多くの方に親しまれています。
今回は、筑豊をはじめ各地で数々のマルシェを企画・運営をされている、「Happy Time マルシェ」の小原孝美こはらたかみさんにお話を伺いました。

世界に一つのお気に入り

小原さんは田川郡在住。「Happy Time マルシェ 実行委員会」として田川市伊田商店街や、旧猪位金小学校を利用した「いいかねPalette」等で年間を通じて多数のマルシェを開催しています。

私たちのマルシェでは、主催者もお店の方もお客さんも、みんなで協力して作り上げていくことを常に心がけています。それ故、ある意味型にはまっていないイベントなのかもしれませんが、毎回携わった人が『楽しく参加できた』と思えるようなイベントに育っていっているのではないかと感じています。

マルシェ開催準備から期間中、イベント終了後までの業務に携わる小原さん。その中でも、特にマルシェ開催中は多くのことを気にかけるとのことです。

開催中は出店者の方から関係者、来てくれているお客さんまで、とにかくたくさんの方と会話をすることを心がけています。関係者や出店者の方の表情が少しでも暗いなと感じたら、積極的にお声がけをしたり、悩みを聞いたりして、その場で改善したり次回に活かしたりといったような感じです。マルシェは皆が楽しんでないと、来てくれたお客さんも絶対楽しくないと思うのです。そうやってひとつひとつの事に対して皆が一丸となって取り組むことで、上手くいったり、お客さんの満足度向上につながると思います。

はじまりは6年前

小原さんがマルシェを本格的に運営し始めたのは約6年前、門司の赤煉瓦プレイスで主催することになったイベントがきっかけだそうです。

それ以前からマルシェには出店者として参加していたんです。その時に初めて主催者として運営側に携わったことで、お店側と主催側と両方の視点からマルシェを捉えることができるようになったのが、自分の中では大きなきっかけとなりました。立場が変われば見方も変わる。でも、楽しんで良いイベントにしよう!という思いだけは共通なんだな。と強く感じ、今でもその時の想いを大事にしています。

それからマルシェの運営を携わるようになった小原さん。次に大きな転機となったのが、3年前に起こったある出来事だったそうです。

震災あとの広場にて

2016年に熊本県で大きな地震があったときに、夫の仕事の関係で熊本に行くことになりました。私も持っていける限りのおにぎりを用意し、少しでも現地の人の役に立てれば…と車を走らせました。でも、すごく心配しながら訪れた現地では、私が思っていた光景とは全く違った様子が広がっていました。絶対苦しいはずなのに懸命に助け合ったりしている様子や、逆にこちらのことを心配してくれるおばあさんなど、応援に行ったつもりが逆に力をもらってしまいました。

小原さんは、その時に『今までできることを毎日必死でやってきたかな』と振り返るきっかけとなったと同時に、『もっと何か自分にできることはないか』と考えたそうです。

とはいえ、私ができることと言えばマルシェしかないんです。だから、『よし、ここでマルシェをやろう!』って。全く何も決まってない中で『やること』だけを決めました。日付は12月上旬。会場は花畑広場。スタッフは3人。法人格もない。でも、やるって決めて、それから必死で開催に向けて動きました。次第に、市役所や消防署の方もアドバイスをくださるようになり、地元のケータリング協会の方などにも参加いただき、結果的には100以上のブースが集まり、何万人ものお客様が足を運んでくれるイベントとなりました。

そこで『元気をもらえた』『ありがとう』と言った声をたくさんいただいたことで、マルシェを開催したり参加したりすることで、結果的に少しだけでも何かの役に立ったらいいな。と考えるようになったそうです。


いいかねジャック、計画中

各地を飛び回り多忙な毎日を送っている小原さん。でもやはり、基盤は地元にあるのだそうです。現在は田川を中心に筑豊エリアでマルシェを基軸として様々なイベントに挑戦中で、旧猪位金小学校での『いいかねPalette』はその中の一つだそうです。

廃校を活用した『いいかねPalette』では、現在のところHappyTimeでは体育館くらいしか有効に活用できていません。筑豊エリアには様々な分野で活躍されている方が多いので、例えば音楽室を活用した音楽教室や校舎のライトアップ、食べ物のイベント等とコラボレーションしたりして、廃校を全て活用…というより、『いいかねPaletteジャック』をぜひ実現させたいと、密かに計画中です(笑)。

イベントを多彩化し多くの人が携わることで、老若男女問わずどなたでも楽しめるイベントとなるそうです。

私たちはお子様から年配の方まで誰でも楽しめるイベントを心がけています。最近は男性の方の参加も増えてきて、なかには家族で来られたときにプロの自転車パフォーマンスイベントに参加したことがきっかけで、自転車の世界にドップリとハマってしまったお父さんもいらっしゃるんですよ。マルシェは誰でも気軽に参加できるイベントだと考えているので、まずは気軽に立ち寄ってみて下さい。きっと世界に一つのお気に入りが見つかると思いますよ。

でたことないでも、とにかくおいで!

『Happy Time マルシェ』では、一緒にマルシェに参加する方を募集中とのことです。経験者でも未経験者でも、誰でも参加して一緒に盛り上げていきたい。というのが小原さんの想いです。

まずは、『やってみようかな。やりたいな』といった気持ちだけで大丈夫ですし、何よりもその気持ちが一番大切だと思います。参加者の中には、子育てしながらの方もいれば、趣味で始めたことが仕事になって独立されたりする人もいます。私たちのイベントをぜひ踏み台にして、どんどんいろんな事にチャレンジしていってもらえたらな、と強く感じています。でたことなくても大丈夫!とにかく一度、来てみて下さい!

Profile
小原孝美
1984年生まれ。田川郡出身。Happy Time マルシェ実行委員会として、筑豊のみならず各地で多くのマルシェを開催中。イベントを通じて繋がる縁を大事にしながら、お子様から年配の方まで誰でも楽しめるイベントを心がけている。

この記事は公開時点の情報です。
 

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