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【直方】時の流れを忘れる本とカフェの店 ことばやのサンドイッチ



以前からずっと気になっていた小さな喫茶と本の店ことばやへ行ってきました。「営業日数が少ない特別感」と「定休日には他のカフェも入っているらしい」くらいしか情報がまだなく、今回はそのベールをめくってきました。

まず、場所ですがうっかりすると通りすぎます。山手に向かって上頓野のバス停(直方市消防団のところ)を通り過ぎたらオレンジのカーブミラーがすぐ右手に見えます。
 



その手前にあることばやの看板が見えたらすぐ右に曲がります。大型車も入っていましたが狭い道なので気をつけてくださいね。
少し行くと小さなことばや看板が見えるのでそこを左に行くと突き当りに民家が見えて来ます。
 



到着です。隠れ家感満載!「ただいま」って帰りたくなるような昭和感あふれる懐かしい佇まいです。(どっぷり昭和人です!)
遠くに見える山の景色も一役買っていて、街からそう離れていないのに、自然に囲まれていて開放感で包まれました。駐車場はお店の奥にもあります。
 



目の前には小川まで流れていてお店に入る前から癒されモード全開です。川のせせらが心地いい~
 



アプローチもきれいに整えられています。春になると外でのんびりするのもいいかもしれませんね。
 



玄関を開けたところです。この深い青色がテーマカラーなのかな?
あちこちにこの色が塗られていて店全体が同じものは何ひとつないのに落ち着く感じにまとまっています。
 



玄関横のお部屋です。窓が大きくて気持ちがいい~
どの部屋も新書や古本がぎっしり置いてあり、購入もできます。街の本屋とは違ってどんなセレクトがあるのかワクワクします。まさに宝探しですね!
この部屋には畳も敷いてあります。その横のソファがいいのか座るのに迷ってしまいそう。
日向ぼっこしながら猫と一緒にゴロゴロしたいです。(猫はいません)
 



どの家具もとても懐かしく趣きがあるものばかりですが元々あったものではありません。店主さんたちがあちこちで見つけて、手入れをされた上でこのカフェにやってきたそうです。
雰囲気に合っていて、たまたまやってきた椅子やテーブルには見えません。まるで出番を待っていたかのよう。
 



このカウンターもご自身の手作りと伺いました。何でもやりこなしてしまう店主さんはどのような方なのでしょう。
 



店主の中島七海さん(右)と中島真紀さん(左)です。ここをオープンされたのは2021年の9月。大きな工事以外はご家族や自分たちでコツコツを準備をしてこられたそうです。ふたりはまさかの義理の姉妹でとても気が合ってカフェをやろう!ということになったそうなんですね。家探しから、竹藪の手入れ、壁を塗り替えたりなどと店舗のオープンまではそれなりのご苦労があったようです。そんな大変だったことも笑い飛ばすようなとてもあたたかい雰囲気のおふたりです。
 



おふたりを慕って近所のご高齢の方もよく見えるそうです。まさかここにカフェが出来るなんて思ってもみなかったでしょう。この懐かしい雰囲気が落ち着くのかもしれませんね。
カフェとして生き返ったこの家、どこかで眠っていた家財道具。断捨離がもてはやされる世の中で、こうやって次の世代が引き継いでいく様子もとてもあたたかくて逆に新鮮でした。
今日何度もつぶやいた言葉「家が喜んでいますね。」
店主が集めた古時計がいくつも止まっていました。ことばやはどうやら時間がゆっくり流れているようです。
 



そしてお待ちかねのランチは限定5食のサンドイッチセット(1,200円)をいただきました。
パンはベーグルか食パンから選べます。同行者と一緒に両方お願いしました。

デザートには白玉ぜんざい(400円)、クリームあんパフェ(500円)などがありました。ドリンクもほうじ茶を使ったものなどどれもおいしそうです。
 

サンドイッチセット(1,200円)



サンドイッチの具は古処鶏のとりハムと新鮮野菜です。これにスープ、サラダがついてドリンクが選べます。
 



とりハムのコクとほんのり甘いパン、シャキシャキレタス、しっとり人参のバランスが良くとてもおいしかったです。
 



こちらはベーグルのセットです。生姜の効いた蕪のスープとヘルシーなベーグルサンドがとても合いました。セットドリンクはコーヒーをいただきました。ほかに紅茶、オレンジジュースがあります。

気になったのは国産バターと手作りあんこを使用したあんバターサンド(500円)。プリンが控えているのでこれは我慢して次回のお楽しみにすることにしました。
 

プリン(400円)



そして絶対食べようと決めてきたこのプリン(400円)。豆乳と生クリームの固めのプリンだそうです。
この完璧なフォルム、懐かしいステンレスの器にのって静々とやってきました。
あんこは北海道産、店主さんの手作りだそうです。それにしても映えます!
 



「いただきまーす!」固めのプリンとあんこに生クリーム、カラメルソース、4層を全部まとめて口に入れました。どの味も邪魔をしません。
このメニューを考えてくれた店主さん、プリンに生クリームとあんこを乗せてくれてありがとう!と思わずにはいられません。きっと作る方の味のセンスがいいんですね。予想以上のお味で大満足でした。
 



こちらはことばやのロゴが描かれた皮のブックカバー。今はタブレットで本を読んだりもする時代ですがこんなかわいいブックカバー(3,200円)をかけて1ページずつ紙をめくる読書に戻ってみたいと思いました。
 



このことばやは貸スペースとしても利用できます。使用料は1時間1,000円ですが内容、お部屋の利用方法などは直接ご相談ください。また現在、定休日には2つの別のカフェがチャレンジカフェとして営業されています。その日はまったく雰囲気が変わるらしいのでことばや以外のカフェもぜひのぞいてみたいですね。

山裾に佇む喫茶と本のことばや、帰る時になぜか背中を押されたように気持ちがスーッとなったのは用意してくださったやさしいランチとたくさんの本、時間を超えてきた家具のおかげなのかも知れません。
 


Shop Information
ことばや
〒822-0003 福岡県直方市上頓野1020-2
0949-28-8539
木・金・土曜日 12:00〜16:00(土曜日は第1.3.5のみ)
定休日でもチャレンジカフェで他のお店が入られている日があるのでお問い合わせください。
あり
@_kotobaya

掲載内容は記事作成時の情報となります。
 

 

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