48: 超加工食品と心血管疾患の関係
超加工食品とは、通常NOVA分類でGroup4に該当する食品で、「工業的な手法で作られた、家庭料理で使わない食材や添加物が使用されている食品」です。超加工食品に該当するのは、清涼飲料水・キャンディやアイスクリームやチョコレートやクッキーやポテトチップスも含むスナック菓子・朝食のシリアル・一部の菓子パンやケーキ・カップ麺などのインスタント食品・ピザやパスタなどの冷凍食品・マーガリン・成型肉・一部のソーセージやハムなどです。
近年、超加工食品の摂取量の多さと様々な疾患との関連性を指摘する論文が色々と出ています。2024年のBritish Medical Journalはメタ解析のアンブレラレビューを発表し、その分析によると、超加工食品の摂取量の多さは、睡眠障害・不安(オッズ比1.48)・うつ状態や心血管疾患の発症・心血管疾患に因る死亡(オッズ比1.50)や2型糖尿病(オッズ比1.12)と疑いようの無い関連性を示しており、肥満とクローン病・潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患とは示唆的な関連性を示していました。
2026年3月17日 JACC: Advancesにカリフォルニア大学ロスアンジェルス校の研究グループによる白人・黒人・ヒスパニック・アジア系を含む人種での超加工食品の心血管疾患に対する影響を調査した結果が掲載されました。今迄の研究は、欧米の白人を対象にしたものがほとんどでした。45歳以上の心血管疾患を認めない6531例を対象に120項目の食物摂取頻度調査票を用いたアンケートで、超加工食品の摂取量を評価し、その摂取量で5段階に分類(分類1:1.14品目/日超加工食品を摂取、分類5:9.3品目/日超加工食品を摂取)し13年の観察期間中の心血管有害事象(非致死的心筋梗塞・心停止からの蘇生・冠動脈疾患に因る死亡・脳卒中・脳卒中に因る死亡)との関連を調査しました。その結果、超加工食品最大摂取群は、最小摂取群に比較してハザード比1.68と心血管有害事象の発生の危険性が高く、人種間では、黒人が最も有害事象発生の危険性が高い(黒人ハザード比:1.061 非黒人ハザード比1.032)事も判りました。
日本では2024年に東京大学の研究グループが成人2742症例の8日間の食事記録から超加工食品の摂取量についての調査結果を発表しており、平均して総カロリー摂取量の3~4割が超加工食品から摂られており、若年者で喫煙者程超加工食品の摂取量が多い事が判っています。
超加工食品は、そもそも添加される糖分・飽和脂肪酸・塩分量が多く、食物繊維・蛋白質・微量元素が少ない特徴があります。超加工食品の摂取量が多いと、総カロリー摂取量も多い傾向にあり、腸管での消化・吸収作用・腸内細菌叢・満腹感に影響を与え、その事がインスリン抵抗性・脂質異常症・高血圧・血管内皮機能異常・酸化ストレス増加を惹起し、炎症反応を亢進させる可能性がある事を幾つかの研究は示唆しています。
近年、超加工食品の摂取量の多さと様々な疾患との関連性を指摘する論文が色々と出ています。2024年のBritish Medical Journalはメタ解析のアンブレラレビューを発表し、その分析によると、超加工食品の摂取量の多さは、睡眠障害・不安(オッズ比1.48)・うつ状態や心血管疾患の発症・心血管疾患に因る死亡(オッズ比1.50)や2型糖尿病(オッズ比1.12)と疑いようの無い関連性を示しており、肥満とクローン病・潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患とは示唆的な関連性を示していました。
2026年3月17日 JACC: Advancesにカリフォルニア大学ロスアンジェルス校の研究グループによる白人・黒人・ヒスパニック・アジア系を含む人種での超加工食品の心血管疾患に対する影響を調査した結果が掲載されました。今迄の研究は、欧米の白人を対象にしたものがほとんどでした。45歳以上の心血管疾患を認めない6531例を対象に120項目の食物摂取頻度調査票を用いたアンケートで、超加工食品の摂取量を評価し、その摂取量で5段階に分類(分類1:1.14品目/日超加工食品を摂取、分類5:9.3品目/日超加工食品を摂取)し13年の観察期間中の心血管有害事象(非致死的心筋梗塞・心停止からの蘇生・冠動脈疾患に因る死亡・脳卒中・脳卒中に因る死亡)との関連を調査しました。その結果、超加工食品最大摂取群は、最小摂取群に比較してハザード比1.68と心血管有害事象の発生の危険性が高く、人種間では、黒人が最も有害事象発生の危険性が高い(黒人ハザード比:1.061 非黒人ハザード比1.032)事も判りました。
日本では2024年に東京大学の研究グループが成人2742症例の8日間の食事記録から超加工食品の摂取量についての調査結果を発表しており、平均して総カロリー摂取量の3~4割が超加工食品から摂られており、若年者で喫煙者程超加工食品の摂取量が多い事が判っています。
超加工食品は、そもそも添加される糖分・飽和脂肪酸・塩分量が多く、食物繊維・蛋白質・微量元素が少ない特徴があります。超加工食品の摂取量が多いと、総カロリー摂取量も多い傾向にあり、腸管での消化・吸収作用・腸内細菌叢・満腹感に影響を与え、その事がインスリン抵抗性・脂質異常症・高血圧・血管内皮機能異常・酸化ストレス増加を惹起し、炎症反応を亢進させる可能性がある事を幾つかの研究は示唆しています。
30/Apr/2026